一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ21)

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貴「へ？私と仲良くですか？」

渡「うん。だめ？」

こういう時、ダメと言える人がいるなら教えてほしい。

どんな感情になれば断れるのだろうか。

貴「ダメではないですけど、私は渡辺が嫌いなファンですよ？」

そうもう一つの驚いている理由はオタ嫌いとして有名な渡辺くんが知りたいって言って来てくれたことだ。

渡「うん。知ってるよ。だって、収録の時も合同でもファンサしたじゃんｗ」

やっぱり認知されてた。うれしいがそれよりも出てくる疑問。

貴「じゃあなんで。私可愛くないですよ？年上でもないですし。」

渡「一目惚れしたから。俺はかわいいと思う。年上にはいくら何でも見えないよｗ」

大好きなあの笑顔でさらっといえるこの人はほんとにアイドルなんだなとしみじみと言えるくらいにこの環境に慣れてきている自分に一番驚いた。

ジェ「ところでしょーてぃーはこの子の名前とか知ってるの？」

ジェシーに言われてそこにいた全員が翔太くんを見た。

渡「ん？知らないよ？これから聞くところだもんｗ」

そういった翔太くんは、名前は？と聞きながら私のほうに体を向きなおした。