一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ19)

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そのまま一緒に帰ろうと言っていた春夏に青い鳥アプリのフォロワーさんと会うと嘘をつきスタッフさんに言われた通り夜の部の開場待ちしているファンがいる中へと入っていき探した。

ス「お客様！お待ちしていました。別の入り口からご案内しますので離れてついてきてくださいませ。」

礼儀正しいスタッフのお姉さんは私を従業員用出入り口へと案内した。

暗い廊下を通り案内された部屋にはソファーと机以外何もなかったがとても広かった。

ス「ただいまお呼びしてきますのでくつろいでいて大丈夫ですよ。」

ふんわりとした笑顔でほほ笑むと誰かを案内するためにいなくなった。

貴「私何かしたっけ？落ち着けなんてしないよ。」

そんな独り言をつぶやきながら待つこと１０分、ドアがノックされ入ってきた人物に私は驚愕した。

目の前にはさっきまで見ていた少年たちの出演者たちがいた。

もちろん自担である渡辺翔太くんもいた。

渡「ごめんね？呼び出ししちゃって。」

大好きな人を見て固まっていた私の意識は同じく大好きな彼の声によって戻された。