一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ12)

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１２(彼side) ページ12

お酒を飲みながらされた樹と慎太郎からの質問にごまかして答えながらもあの子への気持ちを確かめrるには今がチャンスだとおもった。

渡「あのさ、2人に聞きたいことがあるんだけどさ。」

いつものふざけたテンションとは違い真面目に聞くと待っていたかのように慎太郎が反応してきた。

慎「うん、なに？」

おれはこの2人ならきっと答えを出してくれると、あの子のことについて話した。

ーーーよくわからないこの気持ちも含めて。

渡「俺ってオタ嫌いってよく言われるじゃん？
　でも本当に嫌いなわけではないんだ。
　俺っていう人間をアイドルとしてしか見ていなくてもそれでもありがたいって思う。」

慎「そうだね。ただしょーてぃーは塩対応だけどねｗ」

ちょいちょい笑いを入れてくれる慎太郎に感謝した。

渡「俺意外と人見知りだから塩対応になっちゃうんだよｗ
　でも最近というかずっと前から俺のファンでいてくれてる子がいるんだけど。」

慎「俺にもいるよｗ顔を覚えてる子もいるｗ
　樹もいるよなー？」

なぜかしゃべらない樹に慎太郎が話を振った。

樹「いるよ。いつもおんなじかっこで来てくれるし、覚えるよさすがにｗ
　んで？それがどうしたの？」