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１（彼side） ページ1
ーー初めて見た彼女は、きらきらな目をさせた俺のファンでした。
深「なべ！今日もあの子来てたな！」
高めのテンションでからんでくるメンバーの深澤辰哉。
渡「あぁ。」
そっけなく返した会話に出てきたあの子とは、ライブや舞台に必ず来てくれる俺のファン。
いつもきらきらとした目で他のメンバーには目もくれず俺だけにペンライトを振ってくれる。
かまいすぎないように適当に他と同じファンとして見ていたはずなのに。
いつの間にかあの子を探すようになったのはいつからだろう。
もっと好きになってほしいと思うこの気持ちはなんだろうか。
そんな気持ちを誰にも言えず、もやもやさせながら今日も収録に向けてダンスの練習へと意識をむけていた。
ーーーメンバーの1人に見抜かれていたことなんて気づくこともなく。
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作者名：柚翔 | 作成日時：2017年9月12日 1時
