優しいあなたに拾われて２ (ページ7)

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あれから
高地さんは仕事に行き
私は家事をしての繰り返しで

あっという間に週末を迎えた。

高地さんといつもより遅めの朝食を食べていると

『ジェシーさんのお店に、私も？』

「そう。あいつんとこ居酒屋なんだけど
　土曜はかなり忙しくて。
　表でなくていいし、
　裏でドリンク作ってくれるだけでもいいから」

『…が、がんばります！』

「ありがとう！ちゃんとお給料出るからさ！」

お給料！ちょっと嬉しい響きだ。
そろそろ仕事しなきゃと思ってたし。

それにしても私はこんなに甘えてていいのか…

…というか、
こんな鈍臭い私に居酒屋の手伝いができるかどうか…

「まぁ、手伝いは5時からだし、
　今日は布団と、あと洋服とか買いに行こう」

『…いろいろ、すみません…』

「謝らないの。
　毎日おいしいご飯作ってくれて
　それだけで俺にはプラスだからね？」

そう言って頭を撫でてくれた。

―――あぁ。やっぱりあなたは優しい…

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