スーパースターになったら HS ページ8
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ダンスのことしか頭になくて。
普段は笑顔がクシャっと可愛くて、
ステージに立つと目つきがグッと変わる。
そんな彼のギャップに日々、私は惹かれています。
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「スーニョン^^ 」
HS「おぉ〜A、はよ。」
大学の通路門で幼馴染みのスニョンを見つけて、
いつものように声をかけた。
けど今日は、何だか元気が無いみたい。
「どうした、テンション低くない？」
HS「それがな〜」
「「ええーー？！」」
待って待って、頭の整理がつかないよ！
どういうこと？！
スニョンが留学だなんて！
「スニョン頭良くないでしょ？！なのに留学…」
HS「ばーか笑 ダンスの留学だよ。」
あれれ？
「なんだ〜そういうことか！笑」
HS「頭良くないとか失礼だな。」
「だってほんとのことだもん。」
ムスッとした顔、まるでハムスターちゃん。
可愛い^^
スニョン、留学するんだ…
ふと、我に返る。
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「「A！」」
講義が終わって、リュックを背負おうとした時だった。
HS「帰ろ！」
そう言われるのは、いつものこと。
日が落ちるちょっと前。
二人肩を並べて歩く。
「あのさ、」
HS「ん？」
「留学って希望してたの？」
HS「うん。ダンスのこともっと勉強したくてな〜」
そう話す彼は少し嬉しそう。
HS「そしたら丁度、トレーナーさんから紹介があって留学が決まったんだ。」
「留学先は？」
HS「日本。」
「やっぱり海外だよね…」
幼い頃から今までずっと一緒で。
例え何年かの留学だとしても、離れたくなかった。
HS「なにー？もしかしてA、寂しいんだろ！笑」
「そりゃあ…寂しいよ。」
HS「可愛いやつだな笑」
『『ポンポンｯ』』
大きな手が頭の上に乗っかる。
彼をまた好きになる。
そして、彼に期待してしまう。
「髪の毛崩れる〜さわんな！」
私のこと、少しは…なんて。
HS「へいへい。笑」
幼馴染みでも、私たちの家の距離は少し離れていて
漫画とかでよくある「家が隣同士」って事はない。
それでも、いつも私を家まで送り届けてくれる。
「ありがとう。また明日^^*」
HS「おう。またな。」
来た道を引き返す後ろ姿。
ねぇスニョン、あなたは誰を想ってる？
私はこれまでも、これからも
きっとあなたが好きです。
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作者名：ナリン | 作成日時：2017年2月21日 23時
