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それから毎日、スングァナと飲むようになって。
月日は流れ、3ヶ月。
職場の後輩に告白をした私は、ハニの店で泣いていた。
JH「もう、やめとけって。」
グラスを掴まれる。
「うるさい。」
SG「ヌナ?」
「もうなに。」
SG「ちゃんとこっち向いてください!」
瞬間、肩を握られてスングァナの方を向く姿勢になった。
SG「いいですか!ヌナ!
世の中には溢れるほど男はいるんです。
ヌナはこんなにも魅力的なんだから…
泣かないで元気出してください。」
真っ直ぐな瞳でそう言われた。
そんなこと言ってくれたの初めてだった。
着飾っている言葉に感じるかもしれないけど、私の心にはジーンと響くものがあって。
真っ直ぐなその瞳を捕まえて離すことは出来なかった。
SG「あっ!すみません。なんか説教じみたこと言っちゃって…」
「ううん。確かに引きずってたら前に進めないもんね。ありがとう^^」
SG「そう!そのヌナの笑顔が僕は好きなんです〜、うふふ^^」
JH「ピョンテか。笑」
SG「ハニヒョン、ひどい!」
「ハニ、あんた以上のピョンテ、この世にいないと思う。」
SG「ふはっ笑」
素直で、いつも私の話を聞いて、理解してくれて。
少しずつ彼に惹かれていっていたのかもな。
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「 おぬる なるっしん のる まに たるま
のえげ かぬん きるん っこっきり どぇご 」
目を閉じて、音を感じて、カルーアミルクを口にする。
スングァナの事を初めて見た時もこの歌だったかもしれない。
意味は…何だろう。
日常生活に支障はない程度の韓国語しか出来ない私。
実は今も勉強中。
「さっきの歌詞、どういう意味なの?」
JH「ん、あ〜。その…あれだ!スングァナに聞けよ。」
「なんでよ〜教えて欲しいのに!」
JH「俺の中の辞書には言葉だからな〜。」
「じゃあ良い意味の歌詞かな…」
JH「何でそうなる。」
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作者名:ナリン | 作成日時:2017年2月21日 23時