八 ページ8
『本日より智旻様のお世話係兼側近に任命されたAです。これからよろしくお願いします。』
皆反応がそれぞれだったけど、まだ少し警戒されてそうだと感じる。特に、背の高い人と顔が小さいのに肩幅が広い人。
TH「ねぇ」
『はい?』
TH「智旻に何をして認められたの?」
JH「泰亨…」
何を…してとは。
『無理矢理連れてこられただけですが…』
TH「無理矢理…?本当に?」
嘘ついて何になる…何なんだこの美形男子は。
JK「本当です、だからそんなに詰め寄らないであげてください。」
JM「泰亨近い。それと俺の事呼び捨てにしないで?これ何回目?」
TH「いいじゃん!」
JM「良くない、俺の威厳が傷つく。」
あの人は泰亨さんという方らしい。
智旻様と同い年という情報も頂けた。とても貴重な情報をありがとう。
JN「今までどこにいたの?」
『後宮です。女中として働いてました。』
NJ「後宮って…」
JN「だから俺達が誰かわからないんだね…それでこの堂々とした立ち振る舞いか。」
NJ「納得です。性格も有りそうですが…仲良くできそうですね、ヒョン」
YG「そういうことだから、これからAも会合に参加する。新しい仲間と共にこれからも各々仕事に励んでほしい。」
どうやら警戒されてた二人にも無事認められたみたいだ。
そうして各々からの自己紹介が済んで本日の会合は無事(?)に終了した。
TH「俺ね、智旻の護衛係なの。」
『…?それは柾國さんでしょう?』
TH「違うよ!俺が本当の護衛!」
JM「A気にしなくていいから。」
『はぁ…』
泰亨さんと主が喧嘩をしている間に、明日の予定を他の人たちと少しだけ共有した。
JH「あれ、日常なので気にせずに。」
『なるほど…』
NJ「智旻様と仲良くお願いします。今のところ柾國以外で側近をまともに務められた方はいないので…」
『……』
JN「皇后以外はどこも大変でしょ。みんな明日も頑張ってね。」
やはり私の主君は暴君なのか。
幸先は不安のまま、初日が終了した。
JM「A、泰亨を始末して。」
『……無理です。早く宮に帰りましょう。』
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作者名:くぅ | 作成日時:2023年11月19日 21時