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YG「それより…どこから拾ってきたんだ?外に出てないだろ。」
JM「そんなことないけど、後宮からだよ。」
YG「…あそこに行ったのか?お前が?」
目を見開いて智旻様を見る皇帝は、まるで信じられないと目で語っていて。
私からすれば何が信じられないのか不思議だ。
JM「何でもいいでしょ、面白い女官の噂聞いて行ったらいたから連れてきた。ただそれだけのこと。」
YG「…そうか、なら今日の会合にも出せ。顔を知らせておく必要がある。」
お前の側近なら尚更だと、皇帝は私を見て言う。会合とは…なんだろう。
JK「簡単に言うと…皇帝や皇后、その人達の側近が集まる少人数の会議…って言えばわかりそう?」
『わざわざ夜にやるんですね…』
JK「智旻様もだけどそれ以上に皇后も皇帝も忙しいからね…それに昼やるには目立ちすぎるから。」
このときの私は柾國が言う目立つのほんとうの意味を理解していなかった。
その日の夜、彼らの集まりに初参加してから…知った。
JN「新しい顔だね?誰についたのかな。」
NM「皇后様じゃないなら…智旻様か。」
TH「智旻の?!俺聞いてないよ!」
YG「紹介するために連れてきたんだから当たり前だ。あ、今日皇后はでないから。」
HS「体調不良ですか?医官を向かわせないと、」
JN「お姫様が泣き止まなくてね、泰亨を残そうかと思ったけど皇后に任せたよ。」
JM「早く始めようよ、帰りたい。」
JK「ヒョン、Aのことを皆に紹介するために集まったんですから…」
JM「A早く、その口はなんのためにあるの。」
私から言わせれば、いつ話す隙がありましたか?
そんなことよりも、ここには顔が整った人しかいなくて。
自分が場違い過ぎて帰りたいです。
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作者名:くぅ | 作成日時:2023年11月19日 21時