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〈おかえり、遅かったね〉
『ごめんね、すぐご飯の支度する』
テヒョンが心配そうに私を見つめていたから心配ないよ、という意味を込めて笑って隣を通り過ぎようとした。
でもそうはさせてくれなかった。
〈…ねぇ、どこに行ってたの？〉
『あ…ぇっと』
〈………グガ？〉
テヒョンのグクを呼ぶ声が一段と低くなったからそれにびっくりしていると優しく壁に押された。
『その…ユラ先輩から助けてもらっただけなの…』
〈…は？またあいつ？〉
『………うん』
〈…ごめん、やっぱり一緒に帰るべきだった。〉
守れなくてごめんと優しく私の体を包み込んでくれた。
〈…グガと話した？〉
『うん…少しだけ』
〈そっか…〉
その日テヒョンがグクについてそれ以上聞いてくることはなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿………
待つとグクに言われてから、かれこれ1ヶ月経ってしまった。原因は大学の勉強と課題に追われていたから。
その間はお互いカトクで少しやり取りするくらいで、会えていない。
テヒョンとも同棲を解消してもう別々に過ごしているけど、寂しいからという理由で何回か遊びに行った。
二人にちゃんと返事ができないまま、ダラダラと過ごしてしまった。
流石にちゃんと考えないとな、そう思っていたとき。
" 今日俺の家で鍋しよ "
テヒョンから突然そう送られてきた。
しかも今授業中なはずなのに…
" 授業ちゃんと受けて "
" 受けてるよ！で、返事は？ "
"テヒョンが残りの授業真面目に受けるなら行こうかな"
" やった！ "
テヒョンからの送られてきた可愛らしいスタンプを見て、癒やされたあと残りの授業を集中して受けた。
〈あー今日で今年の授業も終わりかー！〉
『来年もあるよ』
〈そんな悲しいこと言わないで！今日真面目に受けたご褒美に酒買お！酒！〉
『すぐ酔うのに何言ってんの！』
〈飲まなきゃやってられないよ〜〉
『もー、鍋の材料を優先して！』
スーパーに来て真っ先にお酒のコーナーに走りだそうとしたテヒョンを捕まえて材料選び。
〈きのこいらない〉
『だめ』
〈…いらない！〉
『あー好き嫌いするなら今日帰ろうかな〜』
〈……俺は食べないもん〉
『はいはい』
どうせ食べるくせに、好き嫌いが多いテヒョンに食べさせるためにお肉を多めに買い込んだ。
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くぅ(プロフ) - JK1223さん» 最後まだ読んでくださりありがとうございます。寂しいと言っていただけるなんて…とても嬉しく思います！また他のお話でもお会いできることを願っています！ (2021年5月10日 14時) (
レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
JK1223(プロフ) - お疲れ様でした！いつも楽しみにしていたので楽しみがなくなり、寂しいです（ ; ; ）また楽しみにしています！ (2021年5月10日 6時) (レス) id: f8bf9f9746 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ(プロフ) - JK1223さん» ありがとうございます！！だんだん終わりに近づいていますのでラストまでよろしくお願いします！！ (2021年5月3日 18時) (レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
JK1223(プロフ) - 大ファンです(^^) (2021年5月3日 16時) (レス) id: f8bf9f9746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ | 作成日時：2021年4月19日 22時
