4話 ページ4
號錫様が部屋から出て行ったあとすぐに着替えて部屋の中にあるものをある程度把握してから皇子様の部屋へ向かった。
扉を開けて中を少し覗くと女官の年老いた女性が皇子様と話していた。
私に気づいた皇子様が私に向けて手招きをした。
YG「しばらくこいつに仕事を教えてやってほしい。引退したのに頼んで悪いけど。」
皇子様は私を指差して目の前の女性にそう言ったのだ。
YG「A、この人は元女官でもともと俺のお世話をしていた人で名はジヒだ。ジヒから仕事を教えてもらって一週間で覚えろ。」
な、なんて無茶苦茶な…
顔を引きつらせているとジヒさんが私の方に体を向けた。
〈初めまして、ジヒです。一週間の間よろしくお願いします〉
『初めましてAです、こちらこそよろしくお願いします』
YG「部屋は…一週間だけ二人で使ってくれ。」
〈『わかりました』〉
そう言って二人で部屋を出た。
〈じゃあ早速始めましょう、一週間で覚えることはたくさんあるわよ〉
『はいっ』
こうしてジヒさんと共に過ごす地獄の一週間が始まってしまった。
最初は掃除する場所とやり方を教えてもらったけど今は二人でやっているからなんとか早く終わるけど…これを一週間後には一人で全部やることを想像すると…
『(生きていられるかな…)』
とんでもなく広い皇子様の宮中内、一人のためだけにこんなに広くて意味があるのか…なんてどうでもいい事を考えながら床掃除を行った。
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くぅ(プロフ) - イクアさん» コメントありがとうございます！完結までたどり着けるよう、多く更新できるように頑張ります！ (2021年3月9日 0時) (
レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
イクア - 完結までお願いします！ (2021年3月8日 17時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ(プロフ) - つくし。さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
つくし。 - すんごくドキドキしました！！続きが早くみたいです！！応援してます。 (2021年3月7日 2時) (レス) id: 2a500a3ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ | 作成日時：2021年3月6日 20時
