19話 ページ22
『ずるいです…』
YG「知ってる。」
こんなに密着してたら緊張して寝れない…
『近すぎませんか？』
YG「寒い。」
『…誰か来ちゃうかもしれないですよ』
YG「別にいいじゃん」
そのまま睡魔がきて寝てしまおうと思ったとき突然玧其様が起き上がった。
YG「忘れるところだった。」
「お前ヨヌを迎えに行ったとき何があった。」
私の顔の横に手をついて聞いてくる玧其様。
『何も、ないです』
すっかり忘れていた。むしろそのまま忘れてて欲しかったのに…
YG「ふーん……」
諦めてくれたと安心したのも束の間、
" ちゅっ… "
『…ぇ？』
YG「言わないと襲うけど。」
まずいと思って逃げようとするがすぐに組敷かれて腕を頭に上で押さえられた。
そのまま服の中に玧其様の冷たい手が太腿や腰を撫でるように触ってくる。
『…っやめて、くださ…』
YG「はやく、別に俺はいいけど」
このままでも、と言って意地悪な顔で笑っている。
流石にそれはまずいから諦めた。
『っ、言いますから！』
YG「ん、早く」
何故か撫でる手をやめてくれない玧其様。
『なんでやめてくれないんですか』
YG「言ったらやめるよ…たぶん」
『たぶん？！』
何を言ってもだめだからその体勢のまま話した。
『ていう感じで逃げてきました』
YG「うん、お前馬鹿だな」
『えっ』
YG「危ないだろ普通に、今だって俺にすぐに捕まってるのに」
『な！でもあのまま誰か呼んでたら間に合わなかったかもしれないじゃないですか！』
YG「とりあえず気をつけろよ。」
むすっとした顔で見ていたら太腿を撫でるのをやめて頬を撫でられた。
YG「まだ少し腫れてるな…」
『痛みはもうないですよ』
YG「……油断した。」
悲しげな顔でいる玧其様の頭を撫でてみた。
『…そんなに悲しそうな顔、しないでください。』
撫でるのをやめようと思って離すと手を掴まれ、「…もっと」と甘えてきた。
寝る前はいつも以上に甘々で心臓に悪いと学べた。
今度からは絶対に一緒に寝ない。
そう心に決めるも玧其様の温かい体温と私の頭を撫でる手が心地よくて。
睡魔の限界がきてそのまま寝てしまった。
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くぅ(プロフ) - イクアさん» コメントありがとうございます！完結までたどり着けるよう、多く更新できるように頑張ります！ (2021年3月9日 0時) (
レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
イクア - 完結までお願いします！ (2021年3月8日 17時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ(プロフ) - つくし。さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
つくし。 - すんごくドキドキしました！！続きが早くみたいです！！応援してます。 (2021年3月7日 2時) (レス) id: 2a500a3ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ | 作成日時：2021年3月6日 20時
