17話 ページ20
二人で離宮に戻ると碩珍様が走ってきた。
JN「ヨヌ！Aちゃん、無事で良かった…」
『遅くなってすいません』
玧其様が私達を見て、「迷ってたわけじゃなさそうだな」と言った。
言っていいのか悩んでいるとヨヌさんに服の裾を掴まれたから言わないでおくことにした。
YG「夜たくさん聞いてやる。」
悪い顔をして言われたが聞かなかったことにした。
それから仕事を教えて二人で仲良く洗濯物を干して戻ると少し騒がしかった。
玧其様の部屋を見ると華やかな服装をしたきれいな女性がいた。
【どこにいるんですか、その子は。】
YG「…仕事中に来るなといったはずだが。」
【そんなこと言って…一度も私に会いに来てくれたことないじゃないですか！！！】
YG「…忙しいからな、わかったら出てけ」
【その子と話すまでここから動きません】
HS「皇女様、公務の邪魔になりますから…」
號錫様が止めても…
【誰に向かってものを言っているの、ヨヌも返して！】
聞く耳を持たない皇女様。
『(初めて見た…)』
JN「ヨヌはもう皇子様のもとで働いておりますから返すも何もありません」
いつも笑顔な碩珍さんがすごく怒っている。
ｶﾞﾀﾞｯ！
部屋に戻ろうとしたとき音を立ててしまった。
YG「…誰だ。」
『申し訳ありません、只今戻りました。』
YG「ん、部屋に戻っ【待ちなさい。】
YG「おいっ」
玧其様の言葉を遮って私の前まで来た皇女様。
次の瞬間、
“ﾊﾞｼｯ”
頬に痛みが走った。何をされたのか理解が遅れた。
【なぜお前のようなものが皇子様に気に入られるのだ！】
『私は何も、』
【無礼者め！】
また手を振り上げたから怖くなり目を瞑ったがいくら待っても痛みが来ない。
おそるおそる目を開けると振り上げられている手を玧其様が掴んで止めていた。
【何故止めるのですか？私はあなたの妻になる女ですよ？】
YG「俺は認めていない、それにお前は智旻と柾國に慰められてるだろう」
その言葉に動揺した皇女様。
【ち、違います！私は貴方様を思って、】
YG「俺はお前に興味はないし妃だとも思っていない。…智旻が妃に迎えてくれるといいな。」
突き放した言い方をしたあと「號錫、連れてけ。」そう言うと號錫様は叫ぶ皇女様を連れて外に出ていった。
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くぅ(プロフ) - イクアさん» コメントありがとうございます！完結までたどり着けるよう、多く更新できるように頑張ります！ (2021年3月9日 0時) (
レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
イクア - 完結までお願いします！ (2021年3月8日 17時) (レス) id: d305fb51e1 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ(プロフ) - つくし。さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 6fd27a7d59 (このIDを非表示/違反報告)
つくし。 - すんごくドキドキしました！！続きが早くみたいです！！応援してます。 (2021年3月7日 2時) (レス) id: 2a500a3ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ | 作成日時：2021年3月6日 20時
