ミステリー系漫画家がコナンの世界で頑張るお話(その2)

62話 ページ13

レシートを首輪につけてる大尉がここにいるってことは今からポアロに向かうって事だよね？



ひぇぇ…つまり私が大尉をポアロまで連れて行くことになるのか



え？てことはコナン君はまだ安室さんのこと敵としか思ってないのか



だってこの事件ってあれだよね、バーボンって事は分かってるけど公安なのはまだ知らないんだもんね



はあぁぁ…じゃあ何だよコナン君は敵と一緒にあのクリスマスのプレゼント交換会やったのかよどんな神経してんだ



とりあえず大尉についてくか、私いなくても安室さんがどうにかしてくれるだろうけど暇だし



梓「あら大尉！今日は遅かったわね」



『あっ！梓さん！』



梓「あらAちゃん！どうしたの今日は？」



『いやあ、家の近くにこの猫がいたのでついてきたんですけど…』



よし、とりあえずポアロに着いた



『あ、そういえばこの猫の首輪に何か挟まってるんですけど…梓さんこれ何だと思います？』



と言い、大尉の首輪からレシートを外す



よし！完璧だ！さすが私！



梓「…タクシーのレシート？」



『……Corpseか…』



やはりここも原作仕様か、良かった、これで違う文字だったらどうしようかと



カランカランと扉のベルが鳴る



そこにいたのはそう、みんな大好き安室透のお姿である！！！



ほら、これが見たかったんだろ？推しが見たかったんだろ！？



…失礼、ちょっと興奮しすぎた



安「梓さん！マスターが呼んでますよ。それと…Aさん！今日もいらしてくださったんですね！」



今日もって何だ、毎日行ってないぞ



梓「あ、はい…そうだ！安室さんって探偵でしたよね？これって何だか分かります？」



『梓さん？推理系の漫画描いてる人がここにいるんですけど…』



梓「あ！そうだった！すっかり忘れてた…」



おい。と言いたいところだか最近ホントに漫画家要素ないからなこの小説



梓「あっ！」



梓さんが安室さんに渡そうとした時、そのレシートは風に飛ばされてしまった



安「今の何だったんですか？」



梓「ああ、タクシーのレシートの文字が消されていたんです…確か…」



『C,O,R,P,S,E…Corpseです』



おっ、安室さんの顔が鋭くなった



安「その猫が毎日餌をねだりにくるのを知っている人は？」



梓「割と最近来るようになったから、知っているのは私とマスターと安室さんと…あとはコナン君ですけど」



よしよし、ちゃんと原作通りになっている！

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