第7話 ページ7
「ふふふっ…」
気がつくと木々に囲まれた森にいた。
体の自由を奪われ、監視下に置かれている
「誰…そこにいる…」
「あたしは森の王、侵入者には容赦ないお仕置きが必要ですぅ」
誰…まずい。まずい。危険
「お仕置き…内容が知りたい」
「えーっ!不安ですかぁ?可愛いですねぇ〜でも教えたらお仕置きになりませんよぅ」
恐怖。否。疑問。
何故、お仕置き、始末ではない。
「そんな簡単に人間なんて殺しませんよぅ!物騒なこと言わないでくださぁい」
「!?」
心。詠む。何者。
「そうですよぅ、あたしは心が読めますぅ女の子をいじめるのはよくないので姿を現しますよぅ」
すっと気の隙間から現れたのは小さな狐。
否、化け狐であった。
「こんにちわぁ、あたしはコロン・プリンティーナともうしますぅ…」
「…クロマ・カーディアン」
「クロマ・カーディアン?はて、どこかで聞いた名前ですねぇ?」
首を傾げるコロン。
その時木々の中から現れたのは
「おいお前!」
「タルトー!どうしたんですかぁ?」
タルトと呼ばれた少年は不満そうに言う。
「どうしたんですかぁ?じゃねぇ!!!人界の王に何やってんだ」
「じんかいのおう??美味しいですかぁ?」
タルトはため息をついた。
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作者名:黒月狐 | 作成日時:2015年4月25日 1時