こんにちは雄英の皆さん、暗殺者ですが教師やります。 (ページ12)

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初めて聞いたページ12

やっと午前の部が終わった。ちょっとヤバいと思ったこともあったけど無事終わって良かった。じゃあ、行くか。

ね「悪鬼、どこ行くの？」

悪『1年の所』

九尾、ワープ！

っと、さて皆は何処だ？

お「あ！悪鬼ちゃん！！」

悪『お茶子、皆も一緒か。優雅、三奈、天哉、お茶子、猿夫、電気、鋭児郎、踏影、範太、焦凍、勝己、出久、百。3回戦出場おめでとう、かっこよかったよ』

お「ありがとう、悪鬼ちゃん！」

三「悪鬼に褒められると嬉しい～」

天「皆、そろそろ行かなければ！」

悪『足止めして悪いな。また、後で』

……猿夫に百、元気がなかったな。勝己もなんか静かだったし。まぁ勝己のアレは何時もか…

ロ「主人様！」

悪『ロウ！あ……ごめん。お前達を1年の方においていたのすっかり忘れてた』

ロ「わ、忘れ……いえ、いいんです。あんなに白熱した試合だったんですから……(ズーン」

本当にごめんね、ロウ。

ん⁈出久と焦凍がいない……あ、戻ってきた。何してたんだろう、聞いてみるか。

悪『焦凍、ちょっといいか？』

焦「おう」

んーっと、このあたりの通路なら誰も通らないな。

悪『焦凍、出久と何話してたんだ？』

焦「別に大した事じゃない。何でだ？」

悪『随分と思い詰めたような顔をしていたからな。何かあったんじゃないかと思ってな』

焦「左を…親父の個性を使わないで勝って奴を完全否定するって言った」

何があったか知らないが相当嫌われてるな炎司…いい個性なのに何が嫌なのか。

焦「個性婚って知ってるか？」

悪『すまん焦凍…私はその辺りの知識がないんだ』

焦「子供の個性を強くする為だけに結婚相手を選んで、結婚する事だ。彼奴は俺をNo.1にする為だけに母を選び俺をつくった！」

あぁ、そりゃ嫌いになるな。私とは逆だな。

焦「俺は小さな頃から親父に訓練された！母は俺の左が醜いと煮え湯をかけた！だから俺は左を使わず勝ち進む」

初めて見た、初めて聞いた。ヒーローの悩みなんてただの綺麗事、同情が欲しいだけの自慢だと思ってた。でも…そうか。私も人間、ヒーローも人間。綺麗事ばかりじゃないよな。

悪『焦凍、お前は左が嫌いなのか？』

焦「あぁ、嫌いだ。クソ親父の個性なんて」

悪『私はね、焦凍とは逆なんだ。私の個性は九尾だ、父上は私に謝罪した。こんな個性に産んでしまってごめん。と』

焦「何が言いたいんだ」

私はどんなに強くなっても望んで貰えなかった。だから、どんな形だろうと焦凍が羨ましく思える。