TRUEENDを求めて4

147話 ページ5

パチリと音がして、部屋全体を照らすように照明が切り替わる

同時にアルフィーがこちらの存在に気付いた


アル「＊え…
＊ウソ…
＊もっ…もうきちゃったの！？きのうまでスノーフルにいたのに！！
＊おふろはいってないし、ふくもテキトーだし、そうじしてないし…」


貴「あ、お気になさらず私もこんなもんだし。」

大慌てでアルフィーがその場を片付けようと走り出すのをニンゲンが押しとどめる



正直相手がアルフィーというだけで、そこらへんのマイナス要素全部消されるからモーマンタイ。
いやむしろプラスまである。


アル「＊あ、そう？あ…じゃあ、えっと…は は は…はじめましてっ！
＊わたしはアルフィー…
＊アズゴアさまちょくぞくのけんきゅういんだよ！

＊ででででもね、ちがうのわたしはワルモノじゃなくて…」



大丈夫大丈夫、はなから疑ってない。


アル「＊じつは、あなたがいせきをでてからずっと…
＊がめんごしにあなたを“かんさつ”してたの。

＊アツいバトル…
＊アツいゆうじょう…
＊そしてホンワカきょうどうせいかつ…
＊ぜんぶみてたよ！」


う〜ん、実際にやる分には普通に犯罪だから、よい子も悪い子も真似しないで案件なんだけどこの笑顔を見てしまうともう是非心ゆくまで見ちゃってくださいってなるわ


アル「＊ホントはあなたをとめるのがしごとだったんだけど…
＊がめんのなかのひとって、ついおうえんしたくなっちゃうでしょ？」


貴「それ、すっごくわかる！」


ニンゲンの言葉に、アルフィーは目を丸くした
驚きのあまりメガネがずり落ちている



アル「＊え…ホ、ホント！！？もしかして、あなたアニメとかゲームとかすきなヒトなの！？」


ニンゲンがうんうんと頷くと、アルフィーはただでさえ早い口調をさらに加速して喋りだした



アル「＊ホント、ホントなんだね！すっごくうれしい！！いままでそういうひとってなかなかともだちにいなかったから、まあともだちもそんなにいないんだけどね、あなたとはいいかんけいになれそう！！ちじょうにはいまどんなアニメがあるの？ごみすてばからおちてくるのをみるだけでもすごくおもしろいんだよね、あ、ちかにもおススメのアニメがあってね、みゅうＭＹ…あ。」


アル「＊ごご、ごめんね、きゅうにしゃべりたおしちゃって、きもちわるかったよね…」



貴「え、全然？
好きなものの話して何が気持ち悪いのさ、私もアニメとか大好きだからもっと話聞きたいな。」

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