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136話 ページ44

アンダインside


開いた口が塞がらないとはこういうことだろうか。


ア「それがきさまのぜんりょくか…?」

手加減したようには見えなかった、それを見極められないほどバカじゃない。


それなのに蚊に刺された程の痛みも感じなかった。


ア「…なぜゆるせるんだ、わたしはキサマをこうげきしたぞ
つめたくあしらい、いままたキサマの くびもとにヤリをむけているんだぞ」

ア「それにどうやって なおしたかはしらんが わたしはたしかに あのときキサマのみぎてを つらぬいたはずだ
それなのになぜ、ほうふくしようとしない」


あの子供の手前隠したようだったが、私はごまかせないぞニンゲン。
想像を絶する痛みのはずだ。




ニ「…バレてた?隠してたつもりだったんだけどなあ。
ん〜まぁ大分痛かったよ、死ぬかと思ったし今でも傷痕残ってる。

でも私ニンゲンだしさ、アンダインはロイヤルガードの隊長だし、あの時は友達でもなんでもなかったんだからしょうがないよ。」



ニ「そりゃあ知らん人にあんなことされたら許せないよ、でも私はアンダインのこと友達だと思ってるから。
友達とか家族とか好きな人達からされたことって、ある程度なら許せるじゃん?だから全然気にしてないよ。
そんなことより今はアンダインと友達になりたいよ。」




そう言ってニンゲンはまた握手を求めてアンダインに右手を差し出した

セーターから除く部分だけでもおびただしい数の傷痕が見える
子供特有の手に似つかわしくない痛々しい手だ







どうしてそれだけ笑顔でいられる?
友達だからといっても限度があるだろ?


その底抜けの優しさは一体どこから…?




ア「あ…」

私はこの手を見たことがある。
もっとゴツゴツして、もふもふな立派な大人モンスターのものだけどな。

この手は子供に死なれて、奥さんにも逃げられて、それでも一生懸命民の為に頑張っているあの人の手にそっくりだ。






ニ「アンダイン…?どうかした?」




ア「いや…なんでもない、すこし おもいだしただけだ」



こいつとここまで一緒にいて分かったことが2つある。

このニンゲンはいい奴だ、偽善なんかじゃない、本当の優しさを持っている。


それと…


ア「ニンゲン…わたしもおなじきもちだ
おまえと ともだちになりたい、もうおまえに てあらなことはしたくない。」


さっきは振りほどいたその手を今度はしっかり握るべきってことだ。




アンダインはニンゲンの手をとり、固く握手を交わした

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設定タグ:Undertale , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:ギャグ
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クロロフィル@深緑の指揮者(プロフ) - あぁ…うん。まぁ…あの二人だしな。うん。 (2022年7月29日 21時) (レス) @page50 id: adb3f99b98 (このIDを非表示/違反報告)
タクト@安定の亀更新(プロフ) - 首…wwwパピルス、大鍋やない、大船や。どうやって大鍋に乗るってんだ?() (2022年7月17日 16時) (レス) @page47 id: adb3f99b98 (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - 正論で強引なアンダイン。平常運転ですね。 (2022年6月17日 16時) (レス) @page46 id: cbd701807f (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - アンダイン視点も良いぞぉ〜! (2022年6月3日 21時) (レス) @page44 id: 57fcdba272 (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - 謎 の 原 作 修 正 力 (2022年5月28日 6時) (レス) @page42 id: 25dd8494df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ARTIFACT x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年12月31日 1時

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