113話 ページ21
ニンゲンはモンスターキッドと別れた後、小さな橋を越えたりなんたりして、やっとウォーターフェルの洞窟を抜け出した
洞窟の外には赤と紫の不気味な空に剣山のようなフォルムの大きい山があった
山の中はトンネルになっていて、ここから先に進めるようだ
そして山の頂上には言わずとも知れたあいつが立っていた
鉄仮面と鎧を纏った勇者…アンダインだ
アンダインはこちらに背を向け、黒い風に髪をたなびかせながら、ポツリポツリと語りだした
ア「*7つ。
*7つのニンゲンのタマシイ…それがてにはいれば、アズゴア王はかみとなる。」
もう何回か聞いたことのある話をしながら、アンダインは徐々にこちらを向く
ア「*6つ。
*われらがこれまでにあつめたタマシイは6つ。
*そう…
*きさまで7つめだ、きさまのタマシイがてにはいればすべてがかわる。
*だがそのまえに、ここまでたどりついたものにはかならず…
*われわれモンスターのひげきについてかたりきかせるのがしたきりだ…」
あ、洞窟の中で散々見たのでいいですー。
でも変わった伝統もあるもんよな。
ア「*…そのほったんは、とおいむかし…
*…
*…と、おもったが…」
ア「*ええい、めんどくさいっ!
*じかんのムダだッ!
*どうせきさまはしぬのだッ!
*ぬああああああああああ!」
うおーい、伝統どこ行った。
まぁやっても無駄なことを省くのは大事よね。
雄叫びと共に仮面を脱ぎ捨てたアンダイン
落とした仮面が、某7つのボールの防具の如く地面にめり込んでいったのは、見なかったことにしたい
アンダインは噛みつくようにニンゲンに話続ける
ア「*おいきさま!
*きさまがいるかぎりモンスターには、ゆめもきぼうもない!」
ア「*アルフィーにかりた、れきししょにえがかれるニンゲンはゆうかんだ。
*きょだいなロボット…かれんなおとめけんしたち…
*だがきさまは…」
可憐な乙女剣士ってプリキュ○とかのことやろか。
ア「*ただのこしぬけ!
*あのこどもをりようして、にげようとするとはな!
*…それに!
*どうしてもきになることがある…」
なになに?
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クロロフィル@深緑の指揮者(プロフ) - あぁ…うん。まぁ…あの二人だしな。うん。 (2022年7月29日 21時) (レス) @page50 id: adb3f99b98 (このIDを非表示/違反報告)
タクト@安定の亀更新(プロフ) - 首…wwwパピルス、大鍋やない、大船や。どうやって大鍋に乗るってんだ?() (2022年7月17日 16時) (レス) @page47 id: adb3f99b98 (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - 正論で強引なアンダイン。平常運転ですね。 (2022年6月17日 16時) (レス) @page46 id: cbd701807f (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - アンダイン視点も良いぞぉ〜! (2022年6月3日 21時) (レス) @page44 id: 57fcdba272 (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - 謎 の 原 作 修 正 力 (2022年5月28日 6時) (レス) @page42 id: 25dd8494df (このIDを非表示/違反報告)
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