TRUEENDを求めて3

107話 ページ15

ガーソンとニンゲンはそれからずっと、お喋りに花を咲かせていた


ガーソンはまさにニンゲンにとって生き字引きで、ニンゲンが知らなかったことを沢山教えてくれた


例えばフワリン王のこととか、ボスモンスターのこととか、テミー村のこととか、アンダインがニンゲンに似た格好の子を探していたこととか




いや〜、やっぱお喋りは楽しいねぇ！
特にボスモンスターの所とかめっちゃ面白かった。





ん？待って、ボスモンスターは子供を産むと年を取り始めるってたね。

ガーソンさん年取ってるね。
この世の歴史を直に見たって言ってたよね。
そんで、正義の鉄槌ガーソンって呼ばれるくらいには強かったんよね。

もしや…？


貴「ガーソンさんって子供います？」


ワンチャン元ボスモンスターだった説？？



ガソ「＊ワッハッハッ！おまえさんオモシロイこときくのう！
＊まあ、しんじつはさておき、こどもがいることはあたっとるぞ。
＊アルビンといってな、みやこで牧師をしておる、ワシのことはおもえんユウシュウなやつじゃ！」



チッ、さらっとはぐらかされた。
真実は明かされず。




ガソ「＊さて、おまえさんソロソロいったほうがいいんじゃないかの？
＊へたするとアンダインがもどってくるぞい。」

ガーソンが部屋にあった時計をニンゲンに見せてくれた
大分時間がたっている



なっ！？それは不味い！！


貴「長居してすいません、お世話になりました！！」




ニンゲンはお礼を言いつつ、走って店を出ていった


ガソ「＊きをつけてな！」







・


あ？アンダインがもどってくるぞいって…？
あーくそ、食えないなあの人。

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