11.拘束 ページ12
都内のとある倉庫にて。
両手を手錠で拘束されたバーボンとキールは、柱へと繋がれていた。
後ろにベルモット、左右にウォッカとアスティ、そして正面には、銃を構えるジン。
どちらがノックか吐け、そう告げる。
「僕はノックじゃありませんし、彼女がそうかは知りませんよ!」
目の前で繰り広げられる口論。
ベルモットも顔を歪めてはいたが、アスティはポーカーフェイスを維持しつつ、頭をフル回転させていた。
どうする?
間に合うと信じたい。
けれど、この状況で、私は無力同然ーー
そんな彼女の思考を現実に引き戻したのは、一発の銃声だった。
「くっ!」
『!』
「!まだ容疑者段階の仲間を...!」
「疑わしきは罰せよ、それが俺のやり方だ」
隠し持っていた針金で手錠を外そうとしたキールの肩を、弾丸が貫いたのだ。
「吐け。先に吐けばネズミの死に顔を拝ませてやる...」
「彼女がノックだと言えば自分もノックだと名乗り出るようなもの!そんな人物を貴方が見逃すとは思えませんけどね!」
「どうかな?俺はこう見えて優しいんだ...なぁ?アスティ」
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夕月(プロフ) - ユナさん» その時はまた読みに行きます!頑張って下さい!応援してますよ! (2016年5月18日 23時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 夕月さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!申し訳ありませんが一度完結にさせて頂きましたm(_ _)m別作品にて更新していこうと思いますので、よろしくお願い致します! (2016年5月18日 23時) (レス) id: c161ddb9a6 (このIDを非表示/違反報告)
夕月(プロフ) - どの話も良かったですよ!(笑)私、この話凄く好きです!番外編も続くのなら楽しみにしてます! (2016年5月18日 20時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございます!遅くなり申し訳ありません。。本当に励みになります!頑張ります* (2016年5月13日 13時) (レス) id: c161ddb9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 立体起動装置愛用者さん» コメントありがとうございます!遅くなり申し訳ありません。。とても嬉しいです!まだまだ未熟ですが温かい目で見て下さると幸いです笑。また覗きにきてやって下さいませ*頑張ります! (2016年5月13日 13時) (レス) id: c161ddb9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2016年5月9日 17時