【名探偵コナン】映画沿い:純黒の悪夢【安室】

10.合流 ページ11

「ノックリスト？」
「ああ、それが昨夜、警察庁から盗まれたものだ」



光彦から、例の女性が酒の名前を呟いていた事を聞き出し、バーボンとキールに迫る危険を察知したコナンは、FBIのメンバーと合流していた。


運転席にはキャメル、助手席にジョディ、後部座席にはジェイムズ。


互いに情報交換をし、情報源になりそうなスマートフォンを阿笠博士に解析してもらっている事を告げる。



「でも、そしたらAさんも危ないんじゃ...」


そう、外部の人間ではない彼女がノックリストに載る事は無いが、疑いの目が向けられるのは必須だろう。


「いや、彼女なら無事だそうだ」
「え？」
「あの後、秀のところに連絡が来たそうよ。彼女の父親も...こう言っちゃなんだけど、亡くなってある程度の時が経てばリストから外れるようになってるから」


ジョディの説明を聞き、ほっと胸を撫で下ろした。

根本的なところにFBI嫌いはあるものの、協力的関係は維持しているようで。


今後の方針を決め、ジェイムズはコナンに向き直る。
君はここで降りろ、と。




「大丈夫よ！私達FBIが絶対解決してみせるわ！」
「うん...じゃあ頼んだよ！」
「ああ。結果が分かったらまた連絡しよう」

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