【名探偵コナン】萩原姉の親友は松田陣平がお好き

臨時で参戦スタントマン３ ページ7

ところ変わって喫茶店。





「Aちゃん決められそう？」
『えぇと･･･ごめんちょっと待って研二くん！･･･抹茶白玉か･･･黒蜜きなこか･･･』
「はは、ゆっくりでいいよ〜」



昼は早めに済ませてしまっていたから簡単にとなり、甘いものが食べたいという彼女のリクエストで6人で向かったのは同商業施設内のレストラン街。



「･･･半分食ったら交換してやっから、両方頼めばいーだろ」
『えっ！いいの！？』
「おー」
「(あれ、これ松田の方か･･･？)」
「(付き合ってるのかな･･･)」
「(これは･･･付き合ってないだろうな)」



皆の考えてる事が手に取るように分かった。そうなんです、班長正解。この2人、これで付き合ってないんですよ〜、と言葉にしてしまいたい。



お互い自己紹介は先程していて、てっきり皆は俺との繋がりが深いと思ってたみたいだけど、違うんだよね。



嬉しそうに注文する彼女を横目で見ている陣平ちゃんの顔は結構分かりやすく優しいと思うんだけど、Aちゃんの自己肯定感が低すぎて･･･何でなのかなぁ。





「で？何で引き受けたんだよ、あんな危険な役･･･」
『えっと･･･当日だったから委託会社側で代理出せなくて･･･』
「でも今日は非番だったんでしょ？バイクの運転得意な隊員なら他にも居たんじゃない？」



確かに今回男性白バイ隊は待機してなかったし、普段の二輪運転とスタントじゃ勝手が違うのは分かるけど。



『だって、他の人達にそんな事させられないよ！女の子なんだし怪我でもしたら困るでしょ？』
「･･･自分の性別何だと思ってンだよ？」
『な、何で怒ってるの･･･？』



ツッコミたいよね、俺もそう。班長でさえ"あ〜"って顔してるもん。こういうとこなんだよなぁ。



昔っから姉ちゃんが1番美しい！強い！素敵！って感じの子で、本人は気づいてないんだろうけど、自分の事、自分で全然分かってない。



「ま、まぁ松田も心配してるんですよ！な？雨宮さんだって"怪我したら困る女の子"に入るんだから」
『そ、そうなの･･･？ありがとう･･･伊達くん･･･彼女居る人でしょ』
「えっ･･･鋭いッスね」
『分かる！なんかそんなオーラあるもん』



いや、そこ何で分かるの？少し前に合コンした女の子達も言ってたんだよなぁ。包容力？気遣い？

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