【名探偵コナン】萩原姉の親友は松田陣平がお好き

番外：日々幸せ、永遠ループ ページ50

わたしはいま、猛烈に焦っています。



どうしよう、千速に電話する？でもこんな時間に迷惑だし、いい加減少し千速離れしないと、良い大人が、自立しなければって思ったり、でもでも、朝起きて左薬指に違和感あるかと思ったらこんな、えぇええ？陣平くんが？？？研二くんにサプライズの相談とかしてた？？？



今日はお互い非番で、本当はいけないんだけどこっそり陣平くんの寮部屋に泊まった翌朝、ふと目が覚めて今に至る。陣平くんは未だ夢の中。わたしは洗面台で頬抓って夢から覚めてるか確認中。



夢じゃない、そう思ったらぶわっと頬が熱くなって、下を向いていたから鏡に映った陣平くんに気づかなかった。



「はよ･･･勝手に居なくなってんじゃねぇよ」
『！ご、ごめん陣平くん、おはよ･･･あの、これは･･･』



ぎゅ、と抱きしめられて首筋にちゅ、ちゅ、と降りてくるキス。･･･じゃなくて！



「･･･サイズぴったりで良かったわ」
『･････････それは流石デス』



そう、キラリと光る、エンゲージリング。サプライズすぎるでしょ。プロポーズは確かにされてますけど･･･！ついでに両親にも挨拶済んじゃいましたけど･･･！



「･･･これからも、"今日が人生で1番幸せ"って思えるようにしてやるよ」
『！･･････わたしも頑張る･･･』



何それ何それ、イケメンすぎでは？？わたしこの人と結婚したら、毎日一緒で、しなない？大丈夫？死因はトキメキ死とか、心配すぎる。



「･･･はは！そんなん頑張んなくていーっての」
『･･･陣平くんが男前すぎて辛い』
「･･･お前が可愛すぎて辛ぇよ俺は･･･ほら、こっち」
『ん、』



後ろから伸びてきた手が優しく顎をすくって、苦しく無い程度に後ろを向かされて、1回、2回と優しいキスが降りてくる。



ほんと、こういう瞬間が幸せすぎて、常に上書きされてるんだって、もっとわたしも素直に伝えたいなぁ。



「･･･次の休みに式場とか見に行くか」
『･･･うん、後で予約しよっか』
「おー、でも今日はもーちょいイチャつきてぇからベッドに戻るぞ」
『えっ、ええぇ』



ひょい、と抱き上げられて連行される事に。わたしもめちゃくちゃ充電されたいけど。



『･･･じんぺーくん』
「んー？」
『･･･ずっと毎日、大好きだよ』




そう告げてみれば、僅かに力の入った腕。




「俺は愛してンだよ、Aチャン？」




･･･もおぉお！トキメキ死、回避希望です･･･！







fin.

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