【名探偵コナン】続・降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

番外：結局彼女も問題児３ ページ9

「アンタらさ、Aに変な夢とか抱いてそうだけど、コイツこう見えて結構馬鹿だぞ」
「そうだねぇ〜最近も降谷に色々怒られたでしょ？飲みの席で愚痴ってたよ？」
『いや私自分のこと頭良いとか思ってないけど？ええと、2人のリクエスト何だっけ？フランの限定キラキラパッケージとマックスコーヒー？』
「「すんませんした」」


おお、これが問題児組コント、初めて生で見た！というのが佐藤以外の感想である。ちなみに佐藤が目撃したのは、言わずもがな公開プロポーズ失敗事件の時だ。


『まぁ...じゃあ話すけど、』
「半分俺が話そっか？」


早くしないと始末書も終わらなそうだし、と買い物に行く前に手短に済ませる事にした。






＊＊＊






「俺もう無理...」
「俺も...松田平気なの？」
「っせー今頭ん中から消去してんだから思い出させんな」


とある日、談話室にて項垂れる問題児3名の姿があった。


「...伊達、アイツらは？」
「おー降谷お疲れ！なんか、タバコのストック切れたつってしんでる」
「はぁ？お前らまさか知らなかったのか？」
「「「煩い降谷ちょっと黙って」」」


警察学校着校後、1ヶ月は外出禁止。

他県の学校はどうか知らないが、とりあえずココには煙草の自販機が置いておらず。

喫煙者3名は、深刻なニコチン不足に悩まされていた。

最後の1本は、もう3日前に喫煙所で消費している。


ふらり、と談話室にやってきた降谷は缶コーヒーを手に伊達の隣へと座ったのだが。


「っあー！！！もう！！缶コーヒーと煙草の組み合わせ恋しい！！！」
「ざっけんな降谷、今すぐそれを俺たちの視界から消せ」
「ゼロちょっと後ろ向いて飲んでせめて」
「めんどくさいなこのニコチン中毒者ども」


イライラがピークに達している彼らはいつもより強気に出る。気のせいか周りの室温が2℃程上がったような気がしたとかしないとか。


「これを機に禁煙したらどうだ？」
「ばっかおめー、それが出来たら苦労しねーんだよ」
「そうそう、煙草は二十歳までが辞めどきだよね、それ過ぎちゃうともう死ぬまで吸う気がする」
「おいちょっと問題発言さらっとすんな」


ついに会話に加わらなくなった諸伏におーい生きてるかと声をかけた伊達は、何とかフォローに入ろうとした。その結果、彼女が被害者になるとは予想できぬまま。

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