【名探偵コナン】続・降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

番外：結局彼女も問題児２ ページ8

『ていうかさ、みんな顔死んでるけど、私コンビニ行くからなんか甘いものでも買ってこよっか？』
「えっ、そんな先輩に頼むわけには！！」
「そうですよ！！」
『えぇ〜？ていうか苗子ちゃん以外は1つしか歳変わらないじゃん、もっと仲良くしてよ？』
「「「「「(あれ、めっちゃ可愛い)」」」」」
「「(相変わらずの無自覚小悪魔...)」」


丁度私も買い物あるから、とスマホのメモ画面を開いたAに、おずおずとリクエストしていく女子組。


「ねーAちゃん、俺ら甘いもんは要らないからさー」
「さっき切らしたけどこれ終わるまで外出らんねぇから」
『はいはい、ウィンストンとメビウスのソフトと缶コーヒーでいい？』
「「よろしく」」


息をするような意思疎通に、女子組5名の顔がぽかーん、となった。


『え？なに？』
「いや...流石同期というかなんと言うか...」
「そんな事までっていうか...」
『あぁ...まぁ同期って言っても着校日が一緒なだけで期間はそんなに被ってないけど、』
「伊達と萩原が、同じ釜の飯食ったから同期だーって言いまくって定着させただけ」
「そっからの付き合いは何だかんだ長いよね〜」


在学期間もカリキュラムも異なったけれど、校舎は同じであったし、色々あって腐れ縁のような関係が7年。


『あ、ていうか違うよ？銘柄知ってるのは私がこの人たちにあの頃パシられた事があるからで、』
「えっ？それって在学中！？」
「その話聞きたいんですけど〜！？」


思った以上の食いつきに、Aと萩原の顔がしまった、という顔になる。完全なる失言。


「お前、馬鹿だろ...あの話する気かよ」
『ええ...いやだって、そんな食いつくなんて思わなくて...』
「あー...いやまぁ、俺はいいけど」
「なんか余計気になるわね...」


すっかり打ち解けムードのこの空気の中、キラキラとした目で見られて断れる雰囲気でもなく。


「ていうかずっと気になってたんですよ〜！先輩達美形だから目立つし、どんな警察学校時代送ったのかなぁって！その頃から仲良かったんですか？」
「「(三池って結構勇者だよね...)」」


今どき珍しい天然ピュアっ子代表！みたいな三池に迫られて、Aは諦めた。

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