【名探偵コナン】続・降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

番外：そうだ、海に行こう３ ページ38

「よ！やっぱ目立つな！」
『伊達くん！ナタリーさんもお久しぶりです！』
「ふふ、こんにちはAさん、皆さんも」
「お〜！ダイビング楽しめた？お二人さ、」


ん。というよりはん？？というイントネーションが似合う心の声×4人分。中々の人混みの中、無事合流できて良かった〜と思う暇もなく彼らの目線が移ったのは、同期でありもはや親友では？となっている伊達とその恋人である美女ナタリーの、2.3メートル後方である。


『...あの、あれ？そんな偶然あります？』
「ん？あー！さっきな、そこで会ったんだよ！で、折角だからお前らにも会いたいつーから連れてきた！」
「あ！降谷さん！Aさん！松田さんと萩原さんも！あれ？諸伏さんは？席外してるんですか？」
「「「『久しぶり〜工藤くん／新一くん』」」」


おおーい、米花町の犯罪を全て引きつける探偵来ちゃったよ・いや米花町以外にも効力あんだろ・待って待って待っている、更にいる、後ろに！工藤夫妻と毛利一家が！！えっ？これ崖から海に車が転落するレベルの事件とか来ちゃうんでは！？・落ち着け、とりあえず赤井家が居ない、まだ望みはある！


顔には出さないものの、一瞬無になる同期組。分かる、伊達に悪気が無いのは目に見えて分かるが、処置を終えてこちらへと戻ろうとしている諸伏の足が一瞬止まったのも、見えている。


「Aちゃん！やだ〜可愛い！！水着とっても似合ってるわ！」
「ホントだ！Aさん、そういう色も似合いますね！素敵です！」
「ふふ、彼の趣味かしら？」
『あっ、ありがとうございます有希子さん、蘭ちゃん。英理さんもお久しぶりです...』


きゃいきゃいと女子トークを始めた彼女達をチラりと見ながら、諸伏が合流し世間話をする男性陣。


「家族公認デート？蘭さんと上手くやってるんだね」
「あはは、やめてください降谷さん」
「今大学生だっけ？来るだろ？警察学校！」
「はい！諸伏さんに銃教わりたいし、松田さん達にも解体教わりたいし！最短で行きますよ」
「工藤くんに教えることなんて殆ど無いと思うけどな〜？」


よし、普通だ。まだ何も起こってない。というか出会って数分で事件起こるわけないよな、このまま適当に話して解散しよう、いや解散つか俺らはまだ遊ぶけど、距離を置こうそうしよう、などとアイコンタクトを取っていたところーー

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