【名探偵コナン】続・降谷さん！いい加減にしてください！！【警察学校組】

番外：馬鹿は風邪をひかない３ ページ23

「ってほんとに分かってんのかよ！！なんだそのクエッションマーク！！そしてさっさと離れろ！！」
『あ、それ噂のイギリス英語発音』
「エリート様のツッコミ...」
「降谷そんなに羨ましいなら変わろっか？」
「誰もそんなこと言ってない！！」



そこで諸伏はハッとした。事態は割と緊急を要するが、この流れ...部屋割りが降谷・A・自分、松田・萩原・伊達となった場合一番居た堪れないのは誰か。そう、俺である、と。


親友であり幼馴染の降谷がAを好いている事に気づいていないのは当の彼女だけなのだから。



そうして彼は未だかつて無い程の高速タップで目の前のホテルをググッた。最近流行りらしい"アレ"の為の部屋がないか。初めて聞いた時はそれってどうなんだ？と思ったものの、利用できるなら是非とも今夜、使いたい。


そして神は、彼に味方をしたのである。
あったぁあああ！！！よっしゃぁぁぁあああ！！！とガッツポーズをかましたのは脳内だけだったが。




「な、なぁお前ら...このプランとかどうだ？」
「「「「『ん？』」」」」
「このホテル、受付無人、料金は部屋で機械払いだって。で、空室ありのこれ。女子会プラン」
「今そんなんやってんのかよ...」
『結構有名ですよ？一応朝まで騒ぐってていで泊まり可能だし...ここもあるんだ』
「だから何でお前そんな最近のラブ◯事情詳しいんだよ！」
「まぁまぁ、これなら部屋もベッドも広いしソファとかもあるからみんな休めるかもね？」
「この際、ナタリーさんには申し訳ないけど6人でってなるけど仕方ないよな？」
「そうだな...ちょっと電話してきていいか？許可貰ってくるわ」



少し離れたところで電話し始めた伊達を待ちつつ、ようやく話がまとまったなと胸を撫で下ろした諸伏だったが。



『じゃあ私ソファでいいんで、後適当にしてください』
「え、いやいや女の子ソファで男がベッドってのも...」
「つか男と同じベッドで寝るとか無理なんだけど」
「だからお前らどうする気だったんだよ！！！」
「っ、ほら！見ろって！これ！いっその事シャンパンとか頼もうぜ！！」



結局外出OKでもあったので、風呂に入り服を乾かしコンビニでつまみと酒を買って２次会のような宅飲みのようなオールが決行されました。

番外：馬鹿は風邪をひかない４→←番外：馬鹿は風邪をひかない２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す