番外:あむぴに差し入れ4 ページ20
『あっ、あのっ!』
「え?」
ガタッと椅子が音を立てた。お食事中の皆さんごめんなさい!!ええい行けA!!さっさと終わらせて食べて帰るぞ!!
『あっ、安室さん...ですよね、初めて見た時から好きで...あの、これ良かったら受け取ってください!!』
あぁぁぁぁあああ!!!なんかちょっと間違えた!!!1番間違えちゃならんとこ間違えた!!!気になるだけで良かったんだよ!!好きとか言わなくて良かったのに!!
っていうか降谷!!さっさと受け取れよ!!いや受け取られても私はこのあとコナン君とサンドイッチ食べなきゃ...いやいやいや、無理っしょこれ。
とりあえず、早く受け取れ、と思って下げていた頭を少し上げて様子見すれば。
『っ、え?』
そこには、顔を真っ赤にしたまま口を手で覆っている降谷くんの姿が。...はい?ちょっ、そんな演技要らないから。つーかそこはあれでしょ、ありがとうございますって受け取るだけでいい雰囲気でしょ。女の子からの差し入れなんて慣れてますぅ〜むしろ慣れすぎてそろそろ迷惑ですぅ〜って腹の中で思うところでしょ!
『あっ、あの...?』
「あ、いや、すみません...ありがとうございます」
ぱっ、と営業スマイルを貼り付けた降谷くんが、私の手から紙袋を取る。チラリ、と中を確認したらしい目が、一瞬見開かれて。
気づいたのかな。栄養ドリンク、入れといたこと。あの降谷くんが大事なUSB忘れて行くなんて、3徹くらいはしてるのかなって思ったんだけど、当たってただろうか。
「...お客様が注文されたサンドイッチ、担当は僕なので...腕によりをかけて作ってきますね」
『あ、はい、ありがとうございます...』
「っと、失礼、髪にゴミが、」
え、と思う間もなく、耳に寄せられた口から発せられたのは。
「(...ちょっと、可愛かった)」
はぁあああああ!???何言ってんの!!何言ってんの!??ちょっとかよ!とかそこじゃなくてね!??可愛いって?あの降谷くんの口から可愛いって...!!!
やっぱり、地球は明日滅亡するらしい。
と、とにもかくにも、これにてミッションコンプリート!!だよね...?
◇後日高木、美和子らへんと遭遇したとこをコナン君に見られて警察関係者だとあっさりバレる。そこで降谷の気持ちもコナン君にバレる。コナンが見守る焦れったい大人達のアオハルがまた1つ増えるのであった。
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MEGUMI(プロフ) - 応援してます!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - MEGUMIさん» コメントありがとうございます!!自分のテンション上げて書いていきます!← また良かったらお付き合いください〜! (2019年11月8日 15時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 全て読みました!めっちゃ面白い!!!早く続きが読みたいなぁ…(笑) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - sachocoさん» コメントありがとうございます!!勢いだけで詰めが甘くてすいませんと思ってたのでコメントに凄く励まされました(´TωT`)今後もポツポツ更新頑張ります!宜しければお付き合い下さいませ! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
sachoco(プロフ) - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて、一気に読んでしまいました(^o^)今後の展開もとても楽しみにしています!素敵な作品をありがとうございます。 (2019年11月4日 1時) (レス) id: 6ffe0b9ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年11月1日 3時