番外:FBIといっしょ3 ページ32
***
一方、〇✕事件に関する合同捜査本部にて。
「あれ?降谷さん仮眠室じゃなかったんですか?」
「?何言ってるんだ?確かに先程赤井捜査官を送ってきたが、俺は使ってないぞ」
赤井を送り届けた後、少し資料を取りに寄ってから戻ってきた降谷に、部下の1人が声をかけた。
「え、マジすか、うわ、すいません俺ミスりました」
「何を」
「さっき降谷さんの事探しに来た岡本さんに、降谷さんは仮眠室って言っちゃいました」
「!??」
降谷は焦った。あの馬鹿、絶対やらかしてる!と。
***
『えっ、じゃあ赤井さんって、世良ちゃんと羽田棋士のお兄さんなんですか!?』
「あぁ...2人を知っていたのか?」
『はい、諸伏くんと由美ちゃん経由で!あ、でも確かに目元とか似てますね!』
***
哀れに思った風見、ジョディがOKを出した事により、降谷は走る。仮眠室へ。廊下を走るななんて、誰もが思っても指摘出来る立場になくーー
***
「(っは、着いた!)」
『赤井さん、そういう羞恥プレイはやめてくださいっ』
「(っ!?は!?)」
「だが、事実なのでな...」
『もう!!あっ、ちょっ、痛っ』
「(え?何、何事)」
「ほら、こっちを向け、」
「何してんですか!??赤井!!A!!」
『えっ、零くん!?』
「...ようやく来たか降谷くん」
彼が目にしたのは、顔を真っ赤に染めて涙目になったAの頬に手を添えて、顔を近づけている赤井の姿ーー
「ちょっ、赤井!?貴方なに人の、」
「恋人に手を出してるんだ、と続けるつもりならそれは誤解だぞ」
「は?」
『あ、ええと、なんか赤井さんが、お酒の席で惚気?てた零くんの話をしてくれて、』
「え」
「彼女が顔を覆った時に、睫毛が目の中に入ってしまったようでな」
『鏡無いから見てもらおうかと』
「...ベタかよ!!王道かよ!!そんな都合よく逆さまつげになってんなよ!!」
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MEGUMI(プロフ) - 応援してます!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - MEGUMIさん» コメントありがとうございます!!自分のテンション上げて書いていきます!← また良かったらお付き合いください〜! (2019年11月8日 15時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 全て読みました!めっちゃ面白い!!!早く続きが読みたいなぁ…(笑) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 3874b072b8 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - sachocoさん» コメントありがとうございます!!勢いだけで詰めが甘くてすいませんと思ってたのでコメントに凄く励まされました(´TωT`)今後もポツポツ更新頑張ります!宜しければお付き合い下さいませ! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
sachoco(プロフ) - はじめまして!めちゃくちゃ面白くて、一気に読んでしまいました(^o^)今後の展開もとても楽しみにしています!素敵な作品をありがとうございます。 (2019年11月4日 1時) (レス) id: 6ffe0b9ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年11月1日 3時