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『とりあえず、ホテルで今後の事を話しましょう。レイには悪いけれど、今後ヒロミツの事はFBIに任せて貰うわ』
「いや、こちらが頼る側だろう。すまないがよろしく頼む」
「あ、あのさー、その、2人とも...助けて貰ったオレが聞くのもなんか気が引けるんだけど」
諸伏が問う。空気を読まずに申し訳ないけれども、聞いておきたい事が1つ。
「お前らキズだらけなんだけど...もしかしてやりあった？」
びくり、と2人の肩が震えたかと思えば、サッと諸伏から目を逸らした。Aはミラー越しに。
『...謝るわ、貴方の大事な友人に怪我させた事』
「...ごめん。お前の大事な女性に打撲跡と擦り傷作った」
「えっ、いやそうじゃなくて...ていうか
謝るが勝ち、降谷とAの頭を過ぎったのはその一言だった。気まずかったのだ。女性相手に本気で向かっていった事と、女のくせにその鍛えられた身体に見事痣を作って見せた事を、彼に知られるのが。
だって、諸伏は、彼の大事な幼馴染であり、彼女の大事な想い人なのだから。
『...一先ず、ホテルに着いたら怪我の確認もしましょう。簡単な救急セットなら積んであるから...多分、レイの背中、ちょっと酷いことになってると思う』
「いや、そんなに痛くは...あとそうだ、
「ごめん2人とも俺が悪かったから。ちょっとあからさまに落ち込むの辞めてもらえる？」
この変な雰囲気をどうにかしたい。何か話題変更出来るものは、と考えてふと疑問が1つ浮かんだ。本人が問わないとは、思ったより冷静ではないらしい。
「そう言えばA、何で降谷が日本警察官だって知ってたんだ？その確証があったから、俺達がノックだと知り助けてくれたんだろ？」
「あ！そうだ、それ、まさか組織の連中も、」
『個人的に知っていただけだからそれは大丈夫よ。私、日本が好きで何度か観光に訪れた事があるの』
信号が赤になり、サイドブレーキをかけた彼女はミラーを介さず、振り返った。カモフラージュで着用していたサングラスからきらり、とグリーンの瞳が覗く。まるで、イタズラが成功した時のようなそれは、少しだけ楽しげに細められて。
『...財布から出てきたHeroinは、彼の逮捕へと繋がったかしら？』
「！？あっ、貴方あの時の...！！」
どうやら、ホテルに到着するまでの話題には困らないらしい。
いつもの空気へと戻った事に、諸伏はこっそり安堵のため息を吐いた。
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えぬ(プロフ) - ユナさん» 初めまして！いつも楽しく見させていただいてます！あの、新しい小説のリクエストってしてもよろしいでしょうか？ (2022年6月1日 22時) (
レス) id: 619e2b7b7b (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ムスメ3さん» 見返し！！ありがとうございます(´TωT｀)間が空くと分からなくなりますよね、すいません(´TωT｀)コメント凄く励みになって嬉しいです！ありがとうございますm(_ _)m (2019年10月28日 1時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 久しぶりに見返しました！とても面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年10月27日 23時) (レス) id: 64e9274118 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ムスメ3さん» コメントありがとうございます！間空いてしまってすみません！イチャついてから完結させますのでまたお付き合い頂けると幸いです！ (2019年10月27日 9時) (レス) id: 5a59395d41 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - どうなっちゃうのか楽しみすぎます！頑張ってください！ (2019年8月24日 22時) (レス) id: a84e4bce58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ
| 作成日時：2019年7月29日 11時
