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なに、これ。酒に酔ったせいで幻覚でも見ているのだろうか。それとも
『夢…？』
これ、絶対夢だよね？だって、此処にアイツが居る訳がない。なんて動揺を全く隠せない私を追い詰めるようにゆっくりと近付いてくる。
「じゃあ本当に夢かどうか試してみる？」
『えっ…？』
ベッドの上で動けないままでいると彼はそっと私の顎を掴み、強制的に目を合わせる。サングラスから覗く六眼。その冷たい青い瞳が私を貫いて、夢じゃないんだってそう強く気付かされる。
「ずっと、会いたかった」
その言葉が脳に響いて落ちてゆく。ゆっくり、噛み締めるように。すると、彼の掴む手がするりと移動して、私の頬を優しく包み込む。その感触が懐かしく感じた。…居るんだ、本当に。目の前に。
その現実を突きつけられた私は奴の手を振り払った。どうして居るの、なんて聞ける程私は今冷静ではない。
"ごめん。別れて"
あの時の感情が沸々と湧き上がってくる。ムカつく。あの時私がどれだけ傷ついたか貴方は何も知らないくせに。ほんと、殴ってやりたい。
『…私、帰るから』
とりあえずこの場から離れよう。まだ頭の中をうまく整理できない。私は彼を押し退けて扉の方へ向かった。そう、向かおうとしたんだ。
「A」
『…っ』
反射的に止まった足。10年ぶりに聞いた私の名前を呼ぶその声に、心臓はとくんと返事をしていた。
嫌だ。嫌いだ。会いたくなかった。あの時の感情が、想いが蘇ってきそうで怖い。そんな状況が何故か悔しくて、私は小さく拳を握った。
その瞬間、私の手は一回りも大きな手に掴まれ、ビックリして振り向く。
「ねぇ、僕たちやり直さない？」
『…は？』
呆れて物も言えないとは正にこの事か。
10年ぶりに再会した元彼。一度私を突き放したくせに、復縁を迫られるだなんて…
『丁重にお断りします』
絶対にしてやるもんか。
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ロゼ(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!!以前、少々トラブルがありましてボードは現在していないんです💦お声いただいたのに申し訳ありません🙇ご声援、ありがとうございます^ ^ (1月14日 0時) (
レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ロゼさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています💝、更新応援してます！ (1月9日 18時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 眠民。さん» そんな風に言っていただけてほんっとに嬉しいです!夢主ちゃんもごじょるもそんなに褒めていただけるとは…!!ありがとうございます😭更新不定期ではありますが、待っていただけたら嬉しいです♡♡ (12月13日 22時) (レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
眠民。 - コメント失礼します!!夢主ちゃんの性格が好き笑 ごじょせん推しというわけでは無いのですがこのごじょせんはマジでカッコいいっす‥。続き待ってます!!1日のご褒美なのでロゼさんの小説‥ (12月13日 16時) (レス) @page12 id: 7e432fa76e (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - ねかあさん» コメントありがとうございます~!!推しの供給ってマジで大切ですよね😖ねかあさんにとって本作が少しでも供給になれていたら嬉しいです(ᵒ̴̶̷-ᵒ̴̶̷ ) (11月1日 23時) (レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロゼ | 作成日時：2023年10月29日 8時
