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『合コン!?』





そんな私の大声が社内に響いたのは悟の家に泊まったあの日から1週間が経ったくらいだった。



あの日、伊地知に呼び出され任務に行った悟に "無事?" と連絡を取るも、既読は未だ付かず。悟に限って怪我とかは絶対にあり得ない話だけれど、心配はする訳で。頑張って勇気を振り絞って連絡したのに返信がないなんて。…なんかムカつく。





「行きませんか!?合コン」


『え、ああそうだね』





隣にいる可愛い24歳の後輩ちゃんによって話を戻される。彼女は私直属の後輩で、とってもとっても可愛いお顔をしているのだ。今だってキラキラした目で此方を見つめて来る。くそぅ、断りにくいじゃん。



過去に一度だけ合コンに行ったことがあるが、残念ながらろくな思い出がない。覚えているだろうか。六股男を。逆によく6人と器用に浮気できたなって感心してしまう程だ。そう。私はそんなクソみたいな男と合コンで出会ってしまった経験があるのだ。だから、合コンに対してはあまり乗り気じゃないのが本音。





「人数足りないんですぅ!!助けてください!!」


『ええ、でも私もう若くないし、合コンなんて…』


「先輩、彼氏欲しいって言ってましたよね!!男の人って年上の女の人が好きらしいですよ!!一緒にいい男作っちゃいましょうよ!!」


『まあ、ね…』





ダメだ、断れねぇ〜。こういう時の断り方誰か教えてくれよ。きっと硝子ならキッパリ断れるんだろうな。「興味ない」って言っている姿が想像できる。





「それってOKって事ですか!!ありがとうございます!!じゃ、お願いしますっ」


『え、は、ちょっと!!』





慌てて呼び止めるも後輩ちゃんは満面な笑顔を浮かべ、そのまま姿を消してしまった。…仕方ない。曖昧に返事した私も悪い。こうなったら、適当にご飯食べさせてもらってさっさと帰ろう。



一瞬、頭の中に彼奴の顔がよぎるが、まあ彼氏じゃないんだし。文句は言われないだろう。でもこの時思えば、そんな考えが浅はかだったのかもしれない。








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ロゼ(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!!以前、少々トラブルがありましてボードは現在していないんです💦お声いただいたのに申し訳ありません🙇ご声援、ありがとうございます^ ^ (1月14日 0時) (レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ロゼさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです!もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?お返事お待ちしています💝、更新応援してます! (1月9日 18時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - 眠民。さん» そんな風に言っていただけてほんっとに嬉しいです!夢主ちゃんもごじょるもそんなに褒めていただけるとは…!!ありがとうございます😭更新不定期ではありますが、待っていただけたら嬉しいです♡♡ (12月13日 22時) (レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)
眠民。 - コメント失礼します!!夢主ちゃんの性格が好き笑 ごじょせん推しというわけでは無いのですがこのごじょせんはマジでカッコいいっす‥。続き待ってます!!1日のご褒美なのでロゼさんの小説‥ (12月13日 16時) (レス) @page12 id: 7e432fa76e (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - ねかあさん» コメントありがとうございます~!!推しの供給ってマジで大切ですよね😖ねかあさんにとって本作が少しでも供給になれていたら嬉しいです(ᵒ̴̶̷‪-ᵒ̴̶̷ ) (11月1日 23時) (レス) id: a0125a0dc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロゼ | 作成日時:2023年10月29日 8時

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