【呪術廻戦】好きな人から恋愛相談されています

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呪術高専に入学してからは鍛錬と任務の日々。






勿論しんどいことの方が多いけれど、硝子や夏油の支えもあって私は呪術師として今を生きている。





相変わらず五条の口の悪さは今になっても変わらないけど、以前よりかは雰囲気が柔らかくなった気がする。




そんな彼の存在はいつからか私の中で大きな何かになっていた。








最近じゃ、無意識に目で追っている。





アイツの笑顔を見ると心臓が煩い。目が合えばもっと。





私にだけ皮肉を言うくせに変なところ心配してくれたり。



いつもは「お前」っていう癖に、たまに「A」って呼んでくれる彼がたまらなく愛おしくて、苦しくて。









『───…ッ』








初めての気持ちに戸惑った。


こんな感覚、私は知らない。




これが恋なんだって分かった瞬間だった。









この気持ちを伝えたい。なのに怖い。



今の関係を壊したくない。






我儘なこの気持ちをどうすればいいのか、バカな私には分からなかった。








それでも時間は過ぎていくばかりで、








【…俺、好きな人できたかも】





【付き合うことになった】








心が砕ける音がした。









今でも後悔はしている。





あの時、想いを伝えていれば何か変わっていたのかな、



なんて有りもしない想像を膨らませながら私は今日も惚気話を聞かされている。









　
　
　
　
　
　
でも、そんな関係も終わりが近づいているなんて、この時の私は知る由もなかった。








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