ねぇ、笑ってよ。

08 ページ8

そんな近寄られたらかっこよすぎて私の目が死んぢゃう！

そう思って勢いよく下を向いた私を見て、

謙「ほらぁー！！もう！俺怒ったかんね！」

え、何で怒るの。少し顔を上げると

美「やっすー可愛いもんね。」
って言いながらケラケラ笑ってる美勇人さん。

さっきまでちょっと怖そうだったのに。
こんなに笑う人なの、？

萩「あ、なるほど。美勇人、さっき人見知り発動してたでしょ。」

顕「あ、だからかっこいいとか勘違いしちゃったんだ。」

美「え！？おい、顕嵐！」

謙「あ、そーゆーこと？」

あれ、謙ちゃんもと通り。
じゃあこの話はおしまいだよね、よかった。

…と思ってたのにいじめっ子が再び。

萩「Aちゃんは、やっすーのことは全くかっこいいとか思ってない、ってこと？」

『え、』

にやにや、悪魔の顔してる。

謙「もーいいもん。俺聞きたくない。」

え、やっぱり怒ってる？やだ。嫌わないで。

『謙ちゃんをかっこいいと思ってないなんて言ってないです。』

謙「え？」

『かっこいいよ。それにすごく優しい。私、謙ちゃんにだけは嫌われたくないの。』

恥ずかしい。

謙「…」

萩「やっすーなんか言いなよ。」

笑ってる。この悪魔。

『謙ちゃん…怒ってるの？』

謙「怒ってない。Aずるいわ。」

なんか顔隠してる。
怒ってないなら、よかった。

顕「なんか謙ちゃんずるくね。」
美「それな。俺ら呼んどいて結局やっすーの勝ちじゃん。」

萩「Aちゃん、あとの3人のことはどう思ってんの？」

『おっきいわんことくまさんと、優しそうな真田さん、です。』

「「「「爆笑」」」」

09→←07

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す