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彼について行くと、公園に着いた。
2人でベンチに座る。

「何があったの?話せる?」

微笑みながら聞いてくれる。
この人は不思議、話してもいいかなって思える。

『私、ひとりになったんです。』

これまでのことを淡々と話す。

小さい頃に父が他界してから母と二人暮らしだったこと。
母は私のことが嫌いだということ。
就職が決まったこと。
捨てられたこと。

彼は優しく相槌を打ちながら聞いてくれた。
話終えると彼が言った。

「ありがとう。よく頑張ったね。」

涙が私の頬をつたった。
次の瞬間、視界が真っ暗になった。

フワッといいに匂いがする。
『え、?』
抱きしめられてる…?

「泣いていいよ、俺見てないから。」
そう言って背中をさすってくれた。

枯れるほど泣いたはずなのにまた涙が溢れてきて、彼の胸で泣いた。

泣い終わるまでずっとそうしてくれてた彼は、
「俺ん家来る?」
なんて言い出した。

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はるあい(プロフ) - 続き待ってます (2019年4月12日 16時) (レス) id: 4f962c0dc1 (このIDを非表示/違反報告)
めめ - 面白いし、きゅんきゅんするし、感動しました! 更新頑張ってください (2019年3月30日 10時) (レス) id: bf1361104c (このIDを非表示/違反報告)
よしす(プロフ) - ずっごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年3月7日 0時) (レス) id: 63b7326a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆなたろ | 作成日時:2019年2月8日 4時

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