孤独の宗教Ⅱ (ページ1)

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赤side

神ちゃんが幸せになって今日で１ヶ月。

…同時に、俺が堕ちて１ヶ月。

いつになったらこの感情は消えるんやろか。

「ねぇ、神ちゃん。俺、振られてもうたわ笑」

…俺の視線の先には壁一面に貼られた神ちゃんの写真。笑っている顔。落ち込んでいる顔。怒っている顔。泣いている顔。全部、全部全部可愛い。
俺がこの手で手に入れた宝物。

俺は神ちゃんに振られてしまった。
けど、俺はこれからも神ちゃんを想いながら生きていく。そう決めた。

「あぁ、神ぢゃぁぁん…♡」

冷たい写真へと口付けをする。すると、唇に伝わる冷たさとは裏腹に俺の体は熱く昂って行く。

「神ちゃん、神ちゃん…!!」

今日も神ちゃんを想い、神ちゃんの事を考えながら、神ちゃんの肌を思い出し、、事切れた様に眠りに着く。
もう、そんな毎日を過ごしてどのくらい経つだろうか。

これじゃ、神ちゃんに合わせる顔なんであるものか。
やって、、

「神ちゃんは、真っ直ぐな俺を好いてくれてたんやから。」

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