ただのチート少女が転生やらトリップやらする話【ONE PIECE】3 (ページ43)

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宴が終わった後、

私以外のクルーたちは皆甲板の上で雑魚寝している

今敵が来たらどうするのさ

まぁ、私が守るけど

ナース「あら、皆寝たのね」

A「ナースさん！皆さんは寝たんですか？」

ナース「ええ、私以外は寝たわ」

A「ナースさんも寝てください。私がいますから」

ナース「ありがとう。帰ってきてくれて私たちも嬉しいわ。また今度一緒にお茶でも飲みましょう」

A「はい！ぜひ！」

ナース「それにしても親父さんも、隊長たちもこんなにぐっすり寝たのは久しぶりね」

A「やっぱり寝れてなかったんですね」

ナース「気づいてたのね」

A「だって目の下真っ黒なんです」

ナース「マルコ隊長なんてずっと部屋に閉じ籠って書類を整理していたし、エース隊長はずっと上の空だったし、イゾウ隊長なんて八つ当たりのごとく、敵船を沈めていたからね」

ナース「本当に大事なのよAが」

A「はい、もう死なないようにします。彼らを助けておいて、私が死んだらお兄ちゃんたちが可哀想だから」

ナース「そうね」

ナースさんは楽しそうに笑いながら部屋に戻っていった

メインマストの上に登り、敵船が来ないか見張っていると、海の向こうから海軍のマークが見えた

海軍か……

まぁこの距離なら、遠距離攻撃すれば私だってバレないよね……

A「バン」

私の声と一緒に火種が海軍の船に飛んでいく

火種にコラソンの能力を付与させたから、海兵たちが騒いでもこちらに声は聞こえないだろう

せっかくぐっすり寝てるのに、海軍のせいで起きてしまうのは嫌だから

私を甘やかしてくれるお兄ちゃんたちを今回だけは私が甘やかしたかった…

深く眠っているお兄ちゃんたちを眺めて私は頬を緩ませた