ただのチート少女が転生やらトリップやらする話【ONE PIECE】3 (ページ29)

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No side

海の中から一隻の船が浮上し、その中からローが現れた

ロー「麦わら屋をここから逃がす！一旦俺に預けろ！俺は医者だ！！！」

ジンベイ「ルフィくんと同じルーキーか……すまんがお願いする！！

ロー「早く乗り込め！海へ潜るぞ！」

ルフィやエースが逃げても無駄な争いは続く

士気は下がるどころか上がっている

コビー「そこまでだ！！！！」

コビーは白ひげ海賊団と海軍の間に立っている

コビー「もうやめましょうよ！もうこれ以上戦うの！やめましょうよ！！命がもったいない！！！」

コビー「兵士一人一人に帰りを待つ家族がいるのに！この戦争はもう負けたのに！！逃げる海賊を追いかけて！止められる戦いに意地をはって！今、手当てをすれば助かる兵士を見捨てて！！その上にまだ犠牲者を増やすなんて！！バカじゃないですか！！」

コビーのその言葉に海賊を追いかけていた海軍の足が止まる

それでも、黒ひげたちはAに向かって人を殺し続けている

でも、それはコビーのとめられることではない

黒ひげたちが海兵に振りかざしていた攻撃が一斉に止まる

止まるというより、止められた

シャンクス「……よくやった、若い海兵」

シャンクス「お前が命をかけて生み出した勇気ある数秒間は良くか悪くか、たった今世界の運命を変えた！」

シャンクス「そして、多くの命を救った」

海兵「なんでここに四皇がいるんだよ！」

海兵「赤髪のシャンクスだ！！！！」

シャンクス「この戦争を終わらせに来た！！」

シャンクスはルフィが落とした麦わら帽子をバギーに預け、嘘のエサをまき、届けさせた

シャンクス「これ以上欲しても、両軍被害が無益に拡大する一方だ！まだ暴れたりねぇ奴がいるのなら来い！！」

シャンクス「俺達が相手をしてやる！！」

シャンクス「ここから一歩でもAに近づいたら、わかってるな……ティーチ、いや黒ひげ！！」

黒ひげ「ゼハハハ！やめとこう、お前らと戦うにゃあまだ時期が早え！行くぞ！野郎ども！！」

センゴク「……」

シャンクス「全員、この場は俺の顔を立ててもらおう。Aの弔いは俺達に任せてもらう」

海兵「なにを！そいつの首をさらしてこそ……」

センゴク「構わん！」

海兵「元帥殿！！」

センゴク「お前ならいい…赤髪。Aもその方がいいだろう……責任なら私が取る」

シャンクス「すまん」

センゴク「負傷者の手当てを急げ！！戦争は終わりだ！！！」