ただのチート少女が転生やらトリップやらする話【ONE PIECE】3 (ページ28)

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No side

ガープ中将が赤犬に向かって飛び出した

それをセンゴクが頭を地面に押しあて、押さえつける

センゴク「何をする気だ！ガープ！！」

ガープ「そうやって……わしを押さえつけておけセンゴク！！でなければ……わしゃあサカズキを殺してしまう！！」

センゴク「バカめ！！」

Aの死に心を苛めたのはガープだけではない

クザン、黄猿、そして殺した張本人……赤犬

Aの手配書が生け捕りのみにしたのは

センゴクでも、ガープでもない

赤犬なのだ

Aが海軍にいた時代、赤犬が一番気にかけていた海兵はAだと言ってもいいくらい

赤犬はAのことを気に入っていた

それを自らの手で殺したのだ

目の前の出来事が信じられず、放心状態になるのも理解できる

海賊「A……！！」

海賊「悲しむなら船の上だ！！」

海賊「急げ！！船に乗り込め！！」

海賊たちが次々と船に逃げ帰る

上官たちが固まっている中、海兵は止まらない

逃げる海賊を追って、一人また一人と命が失われていく

ハンコック「A……」

サロメ「ｼｬー」

ハンコック「そうじゃな。サロメの言う通りじゃ。Aに任されたルフィは守られば……」

その時、処刑台の上に人影が現れた

黒ひげ海賊団だ

黒ひげ「ゼハハハハ！！Aは死んだのか！仲間にできねえなら……」

そう言って広場に降り立つ

黒ひげはAの能力を奪おうとしているのだろう

じわじわとAに近づいていく

海兵たちは黒ひげが手を出すまでもなく倒れていく

それもそうだ

彼の脇にいる奴らはみな、インペルダウン「level6」の死刑囚たち

そして、看守長シリュウ

海軍、白ひげ海賊団、黒ひげ海賊団

三つ巴になり、戦争は終息どころか、加速していく

この戦争を止めるものの到着はいつになるのか

マルコ「ジンベイ！エースは俺たちに任せろ！エースの弟は任せたよい！」

ジンベイ「了解した！！」

ジンベイは気を失ったルフィを担ぎ、湾頭に待つ船に向かい、マルコはAを見ているエースを抱え、モビー・ディック号に向かった

エース「マルコ！！Aがまだ！！」

マルコ「エース！！現実を見ろ！！もうAは死んだんだ！Aのためにも立ち止まるな！！！」

エース「……っ！」