ただのチート少女が転生やらトリップやらする話【ONE PIECE】4 (ページ2)

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マルコside

俺とエースは敵船の甲板に降り立った

敵「なんだこいつら！？」

マルコ「目的はなんだよい」

敵「Aの遺体を寄越せ！！」

エース「嫌だ」

マルコ「それが目的なら諦めてもらわねえとだよい」

敵「諦めるもんか！？おれはAが好きなんだ！！」

マルコ「諦めるなら降参しろよ。それで、逃がしてやる」

エース「降参しないなら、ぶち殺す」

敵「……っ！」

そこから、その船団の壊滅は一瞬だった

船を壊し海に落ちかけたエースを回収し、モビーに戻った

イゾウ「エース……やりすぎだ」

ハルタ「船にある財宝や情報もなにも回収できてねえだろ！！」

エース「すみません……」

船を壊したエースは兄たちから説教を受けていた

そろそろお昼の時間だと思い、サッチに頼み、Aのお昼を持っていった

だが、Aは寝ていたので側にある机に料理を置いた

マルコ「熱が上がってるな……」

解熱剤あったか？

俺達は風邪なんてひかねえからな……

俺は解熱剤を探すためにAの部屋を出た

その日の夜、解熱剤を見つけた俺はお嬢の顔を見たいと頼み込んできたイゾウと共にAの部屋を訪れた

A「マルコ……イゾウ……」

マルコ「起きてたのか」

A「うん…ご飯美味しかったってサッチに伝えて」

マルコ「ああ、伝えておくよい」

イゾウ「A、夜ご飯は食べられそうか？」

A「うん……」

Aはゆっくりと体を起こした

そして、口を開けた

A「あー」

これは食べさせろということなのだろうか？

イゾウもびっくりして固まっている

A「……食べさせてよ、あー」

いや、うちの妹、可愛すぎるだろうがよい

イゾウ「ああ……」

A「……美味しい」

マルコ「それは良かった」

それから、親からエサをもらう雛鳥のようにご飯を食べた

イゾウは嬉しそうな顔をしていた

マルコ「苦いが解熱剤を飲むかよい？」

A「飲む……」

苦くても飲みたくなるほど辛いんだろう

変わってやれたらいいのにな

無言で口を開くAに薬を飲ませた

ヤバイ……変な扉が開きそうだよい

さっきのイゾウもこんな気持ちだったんだな

マルコ「じゃあしっかり寝ろよい」

イゾウ「俺達はもう行くから、お休み」