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会場に入るとその場で踊っていた人たちは躍りをやめ、こちらを見た
魔法使い「なんでミスラが？」
魔法使い「双子もいるぞ……」
魔法使い「ブラッドリー……捕まったんじゃねえのか？」
魔法使い「オーエンがここに来るなんて……」
魔法使い「それにしても真ん中にいる人間は誰だ？」
人間「あの魔法使いたちに気に入られたら……」
魔法使い「ミスラの人間か…俺がもらってやる」
ヒソヒソと声が聞こえる
そして、１人の魔法使いがこちらに歩いてきた
魔法使い「これはこれはあなたたちがどうしてここに？」
ミスラ「なんでもいいじゃないですか」
魔法使い「そうですね」
魔法使い「では、あなた方の人間は私が……」
そう言ってこちらに手を伸ばしてきた
ブラッドリー「俺のAに触るな」
ブラッドリーがその手を叩き落とした
オーエン「賢者様、さっきの約束覚えてるよね」
A「はい」
オーエンが私の腕を引っ張り、魔法使いから距離を放す
魔法使い「ダンスをさせないのなら、なぜその女性を連れてきたのですか？」
スノウ「お主らに見せしめるためじゃ」
魔法使い「見せしめ？」
ホワイト「我らの賢者ちゃんに勝手に触れられては困るからのう。先に牽制しておこうと思ってな」
A「牽制？」
スノウ「そろそろ隠すが難しくなってきたのう。説明するか」
ホワイト「このパーティーは北で開かれる人間と魔法使いのパーティーじゃ」
スノウ「双方目的はただ一つ、魔法使いは人間という労働力や領地を手にいれるために、人間は魔法使いに気に入られ守られるために」
スノウ「それぞれの目的のためにダンスに誘い、誘われ踊る」
ホワイト「もちろん。誰を誘おうが領地を奪おうが自由だ。それが北のやり方じゃからのう」
ブラッドリー「ほら、見てみろ。人間と魔法使いのペアが多いだろ？」
ミスラ「俺達はあなたを俺達から奪えないと示すためにここに来たんです」
スノウ「賢者ちゃん！５人と一回踊ったら帰ろうな！」
ホワイト「それさえすればここは用済みじゃからな」
オーエン「賢者様は誰をパートナーに選ぶの？」
そして５人とも、自信満々にこちらに手を差し出してきた
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るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
