魔法使いとお気に入りの獣人 ページ6
ある日、１人でお出かけに行ったら、雑貨を売っていた怪しいおばあちゃんに魔法をかけられた
かけられた時はなんだかわからず、買い物を続けた
一歩店の外に出た瞬間、おばあちゃんの店は跡形もなく消えた
それは、魔法使いの経営する店なら当たり前のことだと最近になって理解してきた
この世界に馴染んだということだろう
商店街を歩いているとすれ違う人が私を見ていく
そのときは私が賢者だからかなと思い、特に気にしなかった
しばらく歩いていると親に手を引かれている子供が私を指差し、こう言った
子供「お母さん、あの人頭に猫の耳がはえてる」
母「こら！指を指さないの！」
子供「ごめんなさい」
え？
猫耳……？
まさかと思い、近くにあったショウウィンドウに目を向けるとそこには猫の耳をはやした私の姿があった
A「え！？」
私は耳を隠しながら魔法舎に走り帰った
おばあちゃんの魔法かな？
一晩で治るよって言ってたけど……
今日は誰にも会いたくない…
魔法舎に帰るとスノウとホワイトが話しかけてきた
スノウ「賢者ちゃん！おかえり！」
ホワイト「おかえり！」
スノウ「帰りが遅い……キャァァァァア！！！」
ホワイト「キャァァァァア！！！」
私の姿を目にいれると二人は叫び、すぐにもといた食堂に戻っていった
そんなに見られない姿だったかな？
スノウ「賢者ちゃん！食堂に入ってきてよいぞ！」
A「え？」
ホワイト「いいから入ってこい」
A「失礼します……」
自分の住んでいる場所なのに、この耳のせいで気まずい
食堂に入ると、スノウたちはもちろん、他の魔法使いたちもいた
ファウスト「猫……Aが猫……」
ネロ「……先生大丈夫か？」
フィガロ「俺のA可愛すぎる……」
レノックス「あなたのではありませんよ、フィガロ様」
A「えっと……みんな大丈夫？」
さすが魔法使いというべきか、反応はバラバラだが、みんな動揺している
ミスラ「逆にあなたのその姿を見て大丈夫だと思いますか？」
A「思います」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
