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シャイロック「そんなことありませんよ」
A「シャイロック！」
急にシャイロックが耳元で囁いた
シャイロック「驚かせてしまいましたか？」
A「そりゃあ……」
シャイロック「こんな楽しい団欒の機会を私達のような魔法使いに、与えてくれるのはAだけですよ。ありがとう」
A「は、はい……」
クロエ「真っ赤だね！賢者様」
ラスティカ「可愛らしいですね」
シャイロック「ええ、ホントに」
A「す、すみません！」
西の魔法使いたちの色気に耐えられず逃げてきた
そこにいたのはファウストとレノックス、そしてその二人にチョコを食べさせようとしているルチルだった
ルチル「ほら、賢者様の作ったお菓子ですよ！」
ファウスト「僕に構わなくてもいい。君たちで食べなさい」
レノックス「ファウスト様が食べないのなら私も遠慮します」
ルチル「あ、賢者様！聞いてください。2人が食べてくれないんです」
A「甘いのは嫌いでしたか？」
ファウスト「そんなことはないが、僕たちが食べたら彼らの分が少なくなるだろ」
そう言って楽しそうに食べている魔法使いたちを指した
A「なくなったら作ればいいだけです。私はファウストとレノックスにも食べて欲しいです」
A「ほら、あーん」
レノックスにあーんと言いながら、チョコを口元に持っていくと、すぐ口を開き、チョコを口にいれた
A「どうですか？」
レノックス「美味しいです。とても優しい味がします」
優しい味？
どんな味だろ？
A「ほら、ファウストも！あーん」
ファウスト「僕は自分で食べれる！」
A「すぐに食べてくれなかった罰です、ほら、あーん」
ファウストも罰だと、聞いて素直に私の手からチョコを食べた
ファウスト「ほんとだ。優しい味がする」
だから、優しい味ってなんだ？
ルチル「レノさんも、ファウストさんも皆さんも幸せそうな顔をしています」
ルチル「全部、賢者様のおかげですね」
A「皆に喜んで貰えたなら私は嬉しいです」
その後皆におかわりと言われたので、ネロに手伝って貰いながら2度目のお菓子を始めた
こんなに喜んで貰えたので、作って良かったとそう思えた
来年もこんな風に皆にチョコを渡せたらいいなと、決まっていない未来に思いをはせた
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るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
