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A「なんでですか?」
ミスラ「長く生きた方が強くてかっこ良くて、美しいですよ」
オーエン「短い命にいちいち時間を使ってられないし……」
カイン「確かにそうかもな、俺たちは比較的長生きする魔法使いだしな」
魔法使いと人間では考え方は違うらしい
まぁ、魔法使いは好きで癒される景色を画像として残し、アミュレットにするくらいだ
不変で、長寿ほど、安心できるものはないのだろう
A「じゃあ例え話です。私の命がたった一週だったらどうしますか?」
ミスラ「1日1日、大切に愛でます」
オーエン「僕だけしか見ないように閉じ込める」
ムル「賢者様の時間を止める」
全員物騒……
A「すみません、例えが変でしたね。聞かなかったことにしてください」
ミスラ「なんとなくわかりました」
オーエン「僕も」
A「本当ですか!なら、一緒に桜を見ま……」
オーエン「賢者様も僕たちより、短命でしょ。閉じ込めて欲しいってことだよね?」
ミスラ「賢者様がいなくならないように毎日監視します」
A「すみません、私が悪かったです。なかったことにしてください……」
ムル「わーい!新しい研究テーマだ!!俺は時を止める」
シャイロック「ムル……」
ムル「またダメ?」
ムルはシャイロックが止めてくれるだろう
シャイロック「時を止めることは世の理に反します。とても難しい研究になるでしょう。だから、私もお手伝いします」
ムル「やったーー!!!」
シャイロックもそっち側だった……
もう、いいや
A「……早くお花見しましょう」
ネロ「じゃあ料理を出すな」
ネロ「《アドノディス・オムニス》」
目の前に美味しそうな料理が現れた
A「わぁ!美味しそう!さすがネロです!!」
ネロ「まずは一口食べてくれ」
料理を口にいれると爽やかな春を感じた
A「すごい美味しい!!ネロ!ありがとう!」
ネロ「ふっ、どういたしまして」
なんか笑われてしまった
料理に興奮して、子供っぽかったかな?
ファウスト「賢者の笑顔の破壊力が凄まじいのわかるが、頬が緩んでいるぞ、ネロ」
ネロ「ありがとう、先生」
ブラッドリー「おい、ネロ……お前だけずるいな……」
ネロ「何が?」
ブラッドリー「賢者に笑いかけてもらって……」
ネロ「お前が料理すればいいじゃねえか」
ブラッドリー「無理だ」
ネロ「なら、いちいち絡んでくんじゃねぇ!」
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るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらたま | 作成日時:2024年2月13日 20時