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庭に行くと、というか、庭に出る扉を開けると私の目に桜が飛び込んできた
綺麗……
フィガロ「賢者様、やっときたね」
A「あ、フィガロ、オズ」
オズ「この花は賢者の世界の花だろ？」
A「そうですけど、この世界にもあるからここにあるんですよね？」
オズ「私が魔法で出した」
出した……桜の木を……
A「形とか教えましたっけ？」
フィガロ「ああ、それは俺が賢者様が寝ている間に頭の中から見つけた」
プライバシーとは？
A「もう頭の中を見ないでくださいって言ってたじゃないですか！！」
フィガロ「ごめんね、ミチルに言われたら断れなくて」
オズ「リケに言われた」
A「小さい子達の名前だしたら許されると思ってません？」
フィガロ「思ってる」
オズ「……」
ミチル「賢者様！早く来てください！！」
リケ「オズに頼んで賢者様がもう一度見たいと言っていた桜を出してもらったんですよ！！」
A「……リケとミチルに免じて許します」
フィガロ「ほら、あの子たちには弱い」
無言でフィガロを睨むとフィガロは目を反らした
リケたちのところにいると皆いた
ブラッドリー「やって来たか、賢者。可愛いな」
A「あ、ありがとうございます」
アーサー「あの桜の木のように綺麗です。賢者様のお席はこちらです」
アーサーに手を引かれて席に誘導された
そして、私は魔法使いたちが輪になっている中心に座った
魔法使いたちは桜を見ずにこちらを見ている
A「え？」
スノウ「桜とやらは、見飽きた」
ホワイト「我らは賢者ちゃんでお花見するから、賢者ちゃんは桜を楽しんで！」
A「え？」
シャイロック「桜も綺麗ですが、賢者様の方が美しく愛らしいので、ずっと眺めていたいのです」
いや、桜を見て？
A「桜は短命なんですよ。だから、見ましょう？」
ファウスト「魔法でできた桜だ。いつでも見れる。人間よりも命は長い」
A「桜の花は短命で1週間くらいしか咲かないから、綺麗なんですよ」
A「ずっとその場にあったら、その風景に溶け込んで、お花見をしようと思わなくなります」
A「だから、儚いものは美しいんです」
ミスラ「その考えはわかりませんね」
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るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
