・ ページ16
ファウスト「俺からはこれを」
ファウストの手には髪止めが乗っていた
A「髪止め？」
そんな贈り物しなそうなのに……
ファウスト「このまえの任務で髪を邪魔そうにしていたからな。邪魔だからといって切られてたら、嫌だから……」
A「なんで嫌なんですか？」
ファウスト「君の綺麗な髪が好きだから」
A「……！」
そんなこと言われたら勘違いしちゃうよ
ムル「俺も！俺も！賢者様の髪の毛さらさらで大好き！」
A「そうですか？」
ムル「うん！だからこれからも俺のために綺麗にしてね」
そう言いながら、ムルは櫛を渡してきた
西の町で有名な一つ一つ手作りされているというくっそ高い櫛……
なんだ？
魔法使いたちはお金持ちなのか？
ネロ「ムルのために賢者さんの髪が綺麗なわけじゃないぞ」
シャイロック「そうですよ、ムル」
ムル「知らない」
シャイロックたちは今日もムルに振り回されている
オーエン「賢者様……僕の顔が好きって言ってたよね？」
A「はい！好きです」
オーエン「じゃあ好きなだけ見ていいよ」
A「本当ですか！？じゃあ遠慮なく！」
オーエンの向かい側に座り、オーエンの顔を眺めた
やっぱりイケメン
まつげ長…肌きれい……
オーエン「見すぎ……」
A「もうちょっと！お願い！オーエン！！」
オーエン「もう無理《クーレ・メミニ》」
ボンという音と共にオーエンの好きなお菓子が現れた
オーエン「それで勘弁してよね」
A「ありがとう！オーエン！！」
ミスラ「俺からは……これを」
A「なんですか？とかげ？」
そこには５センチくらいのとかげ？らしいものがあった
ミスラ「失礼な。あなたを守る魔道具ですよ」
A「私を守る？」
ミスラ「あなたが怯えたらすぐにそれが壊れ、俺に伝わります」
便利なものだと思ったが、それだと一回限りのお守りなんだな……
ミスラ「ミチルたちにあげてる笛は助けを求めるまでに時間がかかりますから」
A「ありがとう、ミスラ」
ミスラ「あなたは俺のですから」
ここだけの話、このお守りはルチルの箒の後ろに乗った時に壊れた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
