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会場のすみにある椅子に二人で腰かけた
スノウ「A」
A「なんですか？」
スノウ「さっきも言ったが、我らはAだけを守る。お主も我らから離れるでないぞ」
A「わかっていますよ。ありがとう、スノウ」
スノウと笑い会っているとどこからか呪文が聞こえた
ミスラ「《アルシム》」
A「ミスラ？」
ミスラ「賢者様、待ちくたびれました。俺と踊ってください」
A「スノウ…行ってきます」
スノウ「行ってらっしゃい、賢者よ。ミスラとダンスが終わり次第帰るとするか」
A「わかりました」
ミスラのダンスは思っていたよりも丁寧で私のことを気遣っていた
女性の支え方を心得ているような……ああ、チレッタから教わったのかな？
ミスラ「賢者様、考え事ですか？」
A「あ、はい。少し」
ミスラ「俺といるときは俺の事だけを考えていてください」
A「わかりました」
急にこんなセリフを言われるとドキドキしてしまう
ミスラ「賢者様、顔が赤くなっていますよ。チレッタの言っていたことは本当でした」
A「言っていたこと？」
ミスラ「本当に落としたい相手には本音を伝えろと」
A「え？」
本当に落としたい相手……？
私が……ミスラの？
A「え？」
ミスラ「混乱してますね。まぁダンスはやめませんけど、せっかく賢者様を一人占めできる機会なんですから」
A「あ、あ……」
ミスラ「賢者様？あれ？返事がない……？」
スノウ「ミスラちゃん！！なにしたんじゃ！賢者ちゃん気絶しておるぞ！！」
ミスラ「えー何って少し本音を言っただけ」
ブラッドリー「ちょうどいいじゃねえか、賢者が見てねえうちにこの会場ぶっ壊してずらかろうぜ」
オーエン「僕も賛成。牽制したところで、北の奴らが賢者様を狙わなくなると思えないし、ここで殺していこう」
ホワイト「そうじゃな」
スノウ「ほれほれ、人間どもは逃げるが得じゃよ！」
それから、このパーティーは何年経っても開かれることはなかった
*********
補足です！
北の魔法使いの牽制は言葉だけじゃおさまらないような気がして、最終的に北らしく力で蹂躙するかなって思って書きました
作者からは以上です
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るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
