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A「じゃあオーエンで」
オーエン「へぇー僕を選ぶんだ」
オーエンは他の人たちに視線を向けて私の手を握り、会場の中央まで歩いた
踊る直前になってあることに気づいた
A「あの……私ダンスできないです」
オーエン「だと思ったよ。だって賢者様だもんね」
A「どういう意味ですか！？」
オーエン「ふふ。賢者様、やっぱり面白いね」
馬鹿にしているようにしか聞こえない……
オーエン「安心してよ。僕が魔法をかけてあげるから賢者様は力を抜いて」
A「……ありがとうございます」
こういう時は優しい…
オーエンは繊細で軽やかなダンスをした
まるでお姫様みたいなダンスに心を奪われた
周りで見ている人たちもこちらをみて惚れ惚れしている
少しからかってみようと思い、オーエンに話しかけた
A「なんか、お姫様みたいです……」
オーエン「賢者様が？」
A「いいえ、オーエンが」
オーエン「賢者様、馬鹿にしてるの？」
A「してませんよ、ふふ」
笑ってしまったのは許してほしい
オーエン「あーミスしちゃった……」
オーエンにバランスを崩され、私は後ろに倒れそうになった
それをオーエンが支え、顔がキスをできそうなほど近づいた
A「え？」
オーエン「これでもお姫様みたい？」
顔が近い……
さらに近づけて来ないで……
オーエン「賢者様、顔が真っ赤だね。賢者様の方が姫にふさわしいんじゃない？僕が拐ってあげようか？」
A「あ、結構です！」
オーエン「あはは！賢者様面白い！！」
オーエンに体制を戻してもらったので、私はオーエンの腕から抜けて、ホワイトの元にいった
オーエン「あーあ、逃げられちゃった。半分本当だったのに……」
ホワイト「A、オーエンちゃんとのダンスはどうじゃった？」
A「ギャップがヤバイです」
ホワイト「……？」
ホワイト「まぁいいや。次は我と踊ってくれるか？」
A「はい」
ホワイトとのダンスはどこかの令嬢になった気分になった
ホワイト「A、大丈夫かのう？」
A「はい！大丈夫です」
常に私を気遣ってエスコートしてくれるので何も苦がない
でも、ホワイトが大人の姿をしているので、めっちゃ緊張する
ホワイト「A、このまま我とここを去るか？」
ダンスをやめ、私の頬に手をあてて口説いてきた
A「すみません！ブラッドリーのところに行ってきます！」
ホワイト「ほほほ。可愛いのう」
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るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
