ただのチート少女が転生やらトリップやらする話2【呪術廻戦】

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野薔薇「お前の言う完璧はAさんなんだろ。Aさんが何もしないでお前らと同じ暮らしをしてあの座まで上り詰めたと思ってんのか！」

桃「実際そうでしょ。あの子は術式に恵まれてる」

野薔薇「ちげぇよ。私たちが一つの術式と人生を歩んでいくのに対してAさんは出会った術式全てと人生を歩んでる。その分強い！だけど、術式をもらってもそれを使いこなすには何日もかかる。時には代償もある」

野薔薇「なのにAさんは強さのためだからって必要ないと思う術式までマスターしようとする」

野薔薇「Aさんの術式は体に刻み込まれているはずの力を自分で刻みこまないと使えない。だから、言ってしまえば一番使えない術式、それをもっていても最強で完璧なのはAさんが努力してるから」

お前らみたいな半端な努力しかしてないやつがAさんを軽く見るんじゃねえよ

野薔薇「しかも、Aさんは優しいんだよ。そこら辺の呪術師の倍以上の任務を受けながら、私たちには疲れも見せねぇ。それ以前に私たちの心配までしてくれる」

野薔薇「私たちに会いたいからって夜に任務に行ってるってバカから聞いた。それなのに毎朝何にもなかったかのように、私と一緒で今まで寝ていたかのように、元気におはようって挨拶してくれる」

Aさんが夜、部屋に帰ってきた音は2カ月一緒にいるが聞いたことがない

いつ寝ているんだろう……

野薔薇「そんなカッコいいAさんをただ才能に恵まれて羨ましいと思ってるならもうAさんに近づくな！」

はー秘密にしろって言われたのに全部吐き出しちゃった

怒られるかな？

でもAさんは優しいから怒らないんだろうな

野薔薇「完璧も理不尽も答える義務がどこにある。てめぇの人生は仕事かよ！！」

野薔薇「芻霊呪法、簪！！」

私は木にさした釘を足場にして箒の一部を取った

桃「いくら高度を落としても私には届かない！」

野薔薇「いいや！届いたわよ！」

野薔薇「男がどうとか女がどうとか勝手にやってろ！私はきれいにおしゃれをする私が大好きだ！強くあろうとする私が大好きだ！私は釘崎野薔薇なんだよ！！」

野薔薇「芻霊呪法共鳴り」

あいつが落ちてきた

私がトンカチで殴れば最悪死ぬ。だから、

桃「ピコピコ！」

さっきのお返しに顔面を思いっきり叩いてやった

野薔薇「もう一発！！」

でも私はそこで気を失ってしまった



真依の銃弾が当たったせいだ……

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